🌸日経平均 32192円+33 出来高16億株。

日経平均は33円高と3日ぶり小反発、前日終値挟みもみ合い―米雇用統計を控え様子見=4日後場

15:23 配信

現在値花王5,558+308東エレク21,095+185郵船3,819+116商船三井3,999+144ソフトBG6,979+50

 4日後場の日経平均株価は前日比33円47銭高の3万2192円75銭と3日ぶりに小反発。朝方は、米長期金利の上昇を背景にした3日の米国株安が重しとなり、日経平均は前場の早い段階で3万1934円35銭(前日比224円93銭安)まで下落した。一巡後は、きのうまで大幅続落していたことで、自律反発狙いの買いを誘い、いったん上げに転じた。時間外取引での米株価指数先物高も支えとなり、一時3万2294円70銭(同135円42銭高)まで値を上げた。ただ、買いは続かず、その後は前日終値を挟んでもみ合う場面が目立った。日本時間4日午後9時30分に米7月雇用統計の発表を控え、様子見気分に傾いた。

 日経平均プラス寄与度では、東エレク <8035> の19円弱を筆頭に花王 <4452> 、ソフバンG <9984> が10円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、海運、水産・農林、保険など17業種が値上がりし、繊維製品、その他製品、ゴム製品など16業種が値下がりした。東証プライム銘柄の56.8%が上昇した。

 東証プライムの出来高は15億8609万株、売買代金は3兆7196億円。騰落銘柄数は値上がり1044銘柄、値下がり707銘柄、変わらず84銘柄。

 市場からは「米雇用統計を見極めたいとの空気は根強く、結果を受けて米長期金利がどう動くかが目先の注目点になる。ただ、来週に向けて決算ラッシュが続き、個別株の選別物色が一段と強まることになろう」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、商船三井 <9104> 、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株が堅調。水産・農林株では、ニッスイ <1332> が上昇し、マルハニチロ <1333> もしっかり。東京海上 <8766> 、T&DHD <8795> 、MS&AD <8725> などの保険株も買われ、INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株も値を上げた。りそなHD <8308> 、三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株や、大和証G <8601> 、野村 <8604> 、SBI <8473> などの証券商品先物株も引き締まった。

 半面、ゴールドウイン <8111> 、ワールド <3612> などの繊維製品株や、ヤマハ <7951> 、タカラス <7981> などのその他製品株が軟調。ブリヂス <5108> 、住友ゴム <5110> などのゴム製品株や、大王紙 <3880> 、三菱紙 <3864> などのパルプ・紙株も安い。エーザイ <4523> 、住友ファーマ <4506> 、協和キリン <4151> などの医薬品株も売られ、古河電工 <5801> 、住友電工 <5802> 、住友鉱 <5713> などの非鉄金属株も値を下げた。

 個別では、日東紡 <3110> 、エンプラス <6961> 、品川リフラ <5351> がストップ高となり、UACJ <5741> も一時ストップ高。半面、ネットワン <7518> 、エアウォータ <4088> 、TDCソフト <4687> などが値下がり率上位。

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