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北海道旅行記(その3)

皆さん、こんにちは。
NTTデータの北代です。

今回が北海道旅行記の最終回となります。

これまでどんなんだっけ?という方は、こちらで
確認をお願いします。


長く続いた旅行も、北海道最終日。

糠平温泉に泊まった理由は、これです。

旧国鉄士幌線のタウシュベツ川橋梁を
いっぺん見ておきたいと思い、ツアーに
申し込みました。

国道から脇道の林道へ入り、最後は徒歩で
アクセスするのですが、ヒグマが出る地帯の
ようで、熊鈴と撃退スプレーを持ったガイド
の人のすぐ後ろをついていくことに。

うっそうとした茂みを抜けると視界が開け、
目の前に橋が見えてきます。

湖面が静かで、眼鏡橋がきれいに見えました。

土木構造物としての美しさもそうですが、
自然に還っていく様子もまた美しいものです。

いくつか擁壁が崩壊しており、中から充填
している川砂利が流出している様子も確認
できました。

保存の是非がこれまで検討されたような話を
ガイドの方から聞いたのですが、結論としては、
保存費用を出さないというのがタウシュベツ川
橋梁についての方針だそうです。

理由としては、こんなものがあるそうです。
・ダム建設のために当時の国鉄が資産放棄した
 ものであり、設置場所である士幌町の資産
 でもない。
 →JR北海道は無関係。
 →士幌町は保存費用を出せない。
・ダム湖の持ち主である電源開発は、そこに
 モノがあるものの、湖底に放棄された資産が
 あるに過ぎないものであり、橋は自分たちの
 ものではない。
 見学のために林道から近寄ることについては、
 自己責任であれば禁止するものではない。
 →電源開発も保存費用は出せない。
・現地にアクセスするための林道の利用料は、
 林道ゲートの保全等に使っている。
 →利用料では保存費用は賄えない。
 →林道でのゲート破りは本当にやめてほしい。。
・放置されて朽ちていく様子を見守るのが
 我々のできることだろう。

なんか、お互いが見合って、言い出した人が
お金を出す、言わば、「言った者負け」の
典型のような気もしないでもないですが。。。

とりあえず、橋を見れて満足しました。

そうこうしているうちにツアーも終わり、
帯広に出て豚丼を食べ、六花亭帯広本店の
喫茶室でケーキを食べて、帰路に。

ところが。。

なんと、苫小牧に向かう道東道で20km以上の
大渋滞。
お盆休みを道東で過ごした人が一気に札幌圏に
戻っているのか?
片側一車線の対面高速なので、渋滞はほぼ
止まっているに等しい。。

出航の2時間前に到着の予定で帯広を出たはず
だったのが、カーナビで表示される到着予定が
どんどん遅くなっていき、気が付いたら、
到着予定時刻が出航時刻を過ぎている。。

久しぶりに、「万事休す」を感じた瞬間。

ただなぜか、出航時刻まではあきらめない。

追越車線が出てくるたびにアクセルを
踏み込み、最後のあがきを見せる。
(出したスピードは聞かないで。(笑))

結果、奇跡が!
なんと、出航15分前に港に到着。

出航準備作業の方々から寄せられる
白い眼を見ないふりして、そそくさと
車を船に積み込み、乗船完了。

帰りは大洗着の予約が取れなかったので、
仙台まで船で移動し、そこから陸路で
東京まで。

大変長い旅でした。(おしまい)


と、ここまで文章や写真で旅の様子を
お伝えしてきましたが、私の体験をリアルに
共有できればもっとお伝えできることが
多いんだろうなぁと思います。

無線通信規格が6Gとなると、衛星からの
電波で通信を行うことができるようになり、
今回のような電波の届かない地域というのが
ほぼなくなるでしょう。
そうすると、アクセスが難しいような地域
での体験をリアルタイムで共有できるように
なります。

また、通信帯域が広がれば、これまで、
視覚、聴覚で感じるものくらいしか
共有できなかったものが、嗅覚、味覚、
触角で感じるような、空気の澄んだ感じ、
新鮮な食材のおいしさ、肌に触れる風、
なんかも共有できるようになるんじゃ
ないかと思います。

まだイメージが湧かないかもしれませんが、
そんな未来がすぐそこに来ているという
ことも見据え、ビジネスを考えていきたい
ですね。


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