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「源平総選挙」教材デジタライゼーション01

 これは、今から6年くらい前の実践をリメイクしたものです。当時は、某アイドルユニットの「○○総選挙」が話題でした。それに便乗する形で、「平清盛と源頼朝のどちらを総大将に選ぶ?」という授業を行いました。
 授業の内容としては、非常にシンプルで、

①それぞれの業績を整理した資料(A3)を提示
②資料を基にして、どちらがふさわしいかを検討
③源氏、平氏に分かれて討論
④最終投票を行う

 という内容でした。この際に、児童に提示した資料は、Wordで作成し、それぞれA3一枚にまとめたもので、清盛と頼朝がお互いに政策を話したり、お互いについて意見を言っている様子を再現しました。※なお、資料には、歴史好きゆえの小ネタも少々盛り込みました。
 また、選挙感を出すために、清盛と頼朝の画像を使って選挙ポスター風のイラストも提示しました。

では、この実践で使ったデータを令和の授業スタイルに変換していきます。

1 Canvaに変換

 最近、本当にお世話になっているCanva。今回は、以前作成したデータがWordだったので、そのまま流し込んでみました。この点、本当にCanvaは有能で、PDFを読み込むこともできちゃいます。
 しかし、このままではやや使いにくい。そこで、サイズを変更し、A3一枚を複数枚のプレゼンに変換しました。

実際に作ったCanvaのデータは、こちらです↓

https://www.canva.com/design/DAFtfHtRb2g/POpsxv3V_4tOZ4aegyN4vg/view?utm_content=DAFtfHtRb2g&utm_campaign=designshare&utm_medium=link&utm_source=publishsharelink&mode=preview

2 Google formを作成

 以前の実戦では、投票はネームプレートを黒板に貼るという手法を取りました。これは、投票数を把握するだけでなく、立場の可視化という目的もありました。展開②で検討する際、「同じ意見の人と交流しやすくするため」という意図がありました。
 今回もこの手法でも良かったのですが、「資料を検討したり、討論したりする中で意見をリアルタイムで反映させたい」と思い、Google formを使用しました。formの回答を何回も行えるようにし、自分の立場が変わったタイミングで再投票できるようにしてみました。
 そして、投票結果の円グラフを電子黒板に映し出しておきます。

こんな感じで以前は、A3用紙とネームプレートを活用して行なっていた実践をデジタライズしてみました。次回、実際の授業の様子を紹介します。

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