北海道×九州文化芸術交流

2023年度から開始する北と南の文化と芸術の交流プロジェクト「北海道×九州文化芸術交流…

北海道×九州文化芸術交流

2023年度から開始する北と南の文化と芸術の交流プロジェクト「北海道×九州文化芸術交流」の活動日誌です。

最近の記事

北と南の文化芸術交流を通して感じたこと。改めて何がやりたいのか。門司港での文化交流の振り返り

「北海道×九州文化芸術交流 in 門司港」 お昼過ぎから夕方まで、5組ずつのパフォーマンス&トークという長丁場のイベントでしたが、体感的にはあっという間に終わりました。 改めて感じたのは北と南に共通する感覚。 それはまだはっきりと言語化はできないのですけれども、どこかしっくりくる何かがあると感じました。 そもそも 同じ分野の人を組み合わせているので、志向が似てくるというのはありますし、そもそもの周波数が近いということはあると思うんですよ。 仮に 「アートは苦手、アーティ

    • 5組目「コンテンポラリーダンス」による文化芸術交流/(北海道)(九州)

      2024年3月9日に北九州市・門司画廊MoGAにて開催された北海道×九州文化芸術交流 in 門司港。 文化や芸術に携わる北と南の5組の出演者が集い、それぞれの分野を越えたり越えなかったりしながら交流を重ねました。 最後の交流はコンテンポラリーダンスによる交流です。 北海道から2名、九州から2名の計4名のダンサーに即興で踊っていただきました。 音楽は3組目に登場した嵯峨治彦さんに即興・生演奏でお願いしました。 ダンサーは 九州からは鈴木アイリさん、山本泰輔さん 北海道からは

      • 4組目「炭鉱にまつわる物語」による文化芸術交流/越智香奈江(北海道)じっちゃん(九州)

        2024年3月9日に北九州市・門司画廊MoGAにて開催された北海道×九州文化芸術交流 in 門司港。 文化や芸術に携わる北と南の5組の出演者が集い、それぞれの分野を越えたり越えなかったりしながら交流を重ねました。 4組目は文学、その中でも炭鉱にまつわる物語に絞った内容になりました。 というのも大學堂門司画廊MoGAではこれから山本作兵衛さんという、炭鉱記録画を描かれていた方の個展を開催予定でして、せっかくなら炭鉱を題材に何かできないかということになりました。 そこで、九州

        • 3組目「北方民族音楽家」による文化芸術交流/嵯峨治彦(北海道)三枝彩子(九州)

          2024年3月9日に北九州市・門司画廊MoGAにて開催された北海道×九州文化芸術交流 in 門司港。 文化や芸術に携わる北と南の5組の出演者が集い、それぞれの分野を越えたり越えなかったりしながら交流を重ねました。 北方民族音楽は、今回のケースではモンゴル音楽のことです。 モンゴルの楽器である馬頭琴奏者の嵯峨治彦さんと、モンゴルの民謡であるオルティンドー歌手の三枝彩子さんによる演奏と対話が繰り広げられました。 1組目と2組目は北海道の方と九州の方が順番に登場してましたが、嵯

        北と南の文化芸術交流を通して感じたこと。改めて何がやりたいのか。門司港での文化交流の振り返り

          2組目「リトリート」による文化芸術交流/Yoshinori Kikuzawa(北海道)パールよりこ(九州)

          2024年3月9日に北九州市・門司画廊MoGAにて開催された北海道×九州文化芸術交流 in 門司港。 文化や芸術に携わる北と南の5組の出演者が集い、それぞれの分野を越えたり越えなかったりしながら交流を重ねました。 2組目のテーマは「リトリート」 リトリートとは日常生活や仕事から離れて、人里離れた場所や大自然の中、はたまた海外などの非日常的な場所に赴き、自分を整える時間や行為のことを指すのかと認識しています。 日々の生活で積もったストレスや心の疲れをリトリートでデトックス・浄

          2組目「リトリート」による文化芸術交流/Yoshinori Kikuzawa(北海道)パールよりこ(九州)

          1組目「電子音響」による文化芸術交流/景井雅之(北海道)X-ADD(九州)

          2024年3月9日に北九州市・門司画廊MoGAにて開催された北海道×九州文化芸術交流 in 門司港。 文化や芸術に携わる北と南の5組の出演者が集い、それぞれの分野を越えたり越えなかったりしながら交流を重ねました。 1組目のテーマは「電子音響」ということで、九州からはX-addさんが参加されました。 機材はシンセサイザーとタブレットのみというシンプルな構成です。 大学生の時にシンセサイザーと出会い、本を読んだりしながらもほぼ独学で遊びながら音作りをしていたそうです。 偶然性に

          1組目「電子音響」による文化芸術交流/景井雅之(北海道)X-ADD(九州)

          2024年3月9日「北海道×九州芸術文化交流 in 門司港」を開催!

          日本の端と端である北日本と南日本。 距離はとても遠いのですが、実は似ている部分があるのでは?と思い始めたのが2021年。 ​実際に来てみて、同じような地域課題があったり、似たような地域特性を見つけたり、何より人と人の相性が良いのでは?と感じた2022年。 さらに広域まで足を伸ばし、九州で活躍する皆さんから多くを学ばせていただいた2023年。 ​2024年、北海道の人たちを連れてきて、北九州で文化交流イベントを開催します。 北と南でそれぞれ活動する同じような分野の人たちを

          2024年3月9日「北海道×九州芸術文化交流 in 門司港」を開催!

          地域とアートを繋ぎ続けてきた山出淳也さんに密着した半日間。「アートに何ができるのか?」を終えて

          2023年12月16日に別府から山出淳也さんをお招きして、シンポジウムを開催しました。 今回は北海道教育大学岩見沢校の「イラストレーション研究室/まちづくりデザイン研究室/芸術文化政策研究室」と北海道×九州文化芸術交流との共同主催という形で実施しました。 会場は北海道教育大学の札幌駅前サテライトです。 当日はアーティストや芸術文化関係者、まちづくり関係者、学生などたくさんの方にご来場いただきました。 皆さんの熱気が凄かったです。 午前11時からは前半が山出さんの基調講演

          地域とアートを繋ぎ続けてきた山出淳也さんに密着した半日間。「アートに何ができるのか?」を終えて

          2023年12月16日「アートに何ができるのか?」ゲスト:山出淳也さん

          「アートに何ができるのか?」 ゲスト:山出淳也さん(アーティスト/Yamaide Art Office株式会社 代表取締役/BEPPU PROJECTファウンダー) ◆日時:2023年12月16日(土) 〇11:00~13:00<シンポジウム> 「アートがひらく地域の可能性 〜別府のアートプロジェクトの取り組みから〜」 ​【1部 基調講演】 山出淳也「アートがひらく地域の可能性 〜別府のアートプロジェクトの取り組みから〜」 ​【2部 パネルディスカッション】 登壇者(

          2023年12月16日「アートに何ができるのか?」ゲスト:山出淳也さん

          なぜ人は芸術祭をやるのか。北海道の国松希根太さん、九州の松崎宏史さんと白老で語る

          飛生アートコミュニティー(北海道)、糸島芸能(九州)の代表のお二人を招いたトークイベント「北と南の芸術祭」。 地域の方や、芸術祭に関係のある方、飛生アートコミュニティーのメンバーなど、たくさんの方にご来場いただきました。 おかげさまでとても有意義な会になりました、本当にありがとうございました。 会場はギャラリー/イベントスペースの「しらおい創造空間蔵」に併設している「くらと」。 石造りの壁にマッチしたアンティークな家具が配置された、とても素敵な空間でした。 前半は国松さん

          なぜ人は芸術祭をやるのか。北海道の国松希根太さん、九州の松崎宏史さんと白老で語る

          2023年9月11日 北海道×九州文化芸術交流 in 白老「北と南の芸術祭」トークイベント

          北と南で芸術祭を運営されているお二人に、さまざまなお話をゆる〜く伺うトークイベントです。 お茶やコーヒーを飲みながらお楽しみください。 ​ 北海道×九州文化芸術交流 in 白老 トークイベント「北と南の芸術祭」 ​日時 2023年9月11日月曜日 19時開始 料金 入場無料、要1ドリンクオーダー 会場 くらと(しらおい創造空間蔵内) 〒059-0906 北海道白老郡白老町本町1丁目7−5 定員 15名程度 申し込み 本イベントは終了しました 問い合わせ hm@racka

          2023年9月11日 北海道×九州文化芸術交流 in 白老「北と南の芸術祭」トークイベント

          北海道で「んまつーポス」の小学校の授業見学!教育のパワーに思わず涙ホロリしそうになるほど感動

          以前の投稿で紹介した「んまつーポス」の皆さんが宮崎から北海道にお仕事でいらっしゃるということで、お会いしてきました。 ※以前の投稿はこちら↓ 今回は北海道各地の学校を周り、9本の授業やワークショップをされるとのこと。 大変お忙しい中でご連絡をいただきまして、それならばせっかくだから北海道の誰かを紹介したいと思い、札幌の民間の劇場である生活支援型文化施設コンカリーニョの吉武裕二さんをご紹介いたしました。 んまつーポスのメンバーの児玉さんが諸事情により北海道に来れなかったそ

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          北海道と九州を掛け合わせることで、結局は何がしたいのか。今回の文化芸術交流を総括する。旅がアーティストに与える影響とは【S2-Day5】

          最終日は大分から福岡へ行き、レンタカーを返して14時の便で北海道に帰ります。 長いようで短い5日間。 今回も様々な出会いにあふれていました。 この北海道×九州文化芸術交流というプロジェクトは、結局のところ何がしたいのか。 北海道や九州でイベントや公演を開催して成功させることが最終目的!とは言いたくない気持ちがあります。 もちろん今回は助成金も採択していただいているので、何かしら結果に結びつけなくてはいけないのですが、やればやるほど一番大事にしたいのは交流そのものである、と

          北海道と九州を掛け合わせることで、結局は何がしたいのか。今回の文化芸術交流を総括する。旅がアーティストに与える影響とは【S2-Day5】

          SOUSAKU Danceを世界に!宮崎で自らの活動を価値づけする大切さや、社会におけるポジショニングの重要性について学ぶ【S2-Day4】

          4日目は大分から宮崎まで車で走っていきます! 宮崎までの予定所要時間は約3時間。 連日連夜、ついつい興奮して遅くまで語ってしまう私たちにとって、眠気を誘うドライブになりました。 そこで活躍したのが「ワードウルフ」!! 3人に与えられたキーワードのうち、1人だけ違うキーワードが渡されていて、会話の中でその「違う1人」を見つけるというゲームです。 これが盛り上がったおかげで、無事に宮崎に到着しました。 やってきたのは "CandY" 透明体育館きらきら / 国際こども・せいね

          SOUSAKU Danceを世界に!宮崎で自らの活動を価値づけする大切さや、社会におけるポジショニングの重要性について学ぶ【S2-Day4】

          アートと地域社会が繋がる街・別府で学ぶ、地方都市における芸術文化の在り方と、中間支援の必要性について【S2-Day3】

          博多でレンタカーを借りて、大分県別府に向けていざ出発! 目指すは別府のTRANSIT - 別府市創造交流発信拠点であります。 こちらは千歳のチューバ奏者・坪田さんの先輩にあたる堀切さんにお会いしに伺いました。 閉館の1時間くらい前に到着したのですが、にも関わらずTRANSITについて細かく教えていただきました。 かねてより、私は「アーティストの移住」というのは地方都市にとって大きな意味をもつテーマだと思っているのですね。 というのも、九州も北海道も大学の選択肢が多くなく、

          アートと地域社会が繋がる街・別府で学ぶ、地方都市における芸術文化の在り方と、中間支援の必要性について【S2-Day3】

          北と南のダンサーと音楽家が出会うとき。この土地で踊ること、奏でること、生きること【S2-Day3】

          さて、北海道×九州の文化芸術交流も3日目です!! 2日間お世話になった門司港のホテルをチェックアウトし、いざ博多へ! 博多では九州のコンテンポラリーダンサーの皆さんと交流させていただきます。 九州のダンス事情について、まだあまり知らないので色々とお話を聞かせていただきたいと思っております。 海外経験が長く最近九州に移住された鈴木アイリさん、ゴスペルなどが主体のミュージシャンのSamuel Kanさん、福岡で長く活動されている百田彩乃さん、音楽家ともよくセッションするという山

          北と南のダンサーと音楽家が出会うとき。この土地で踊ること、奏でること、生きること【S2-Day3】