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意外に簡単な背景が「民主主義」にある

「代議制」とは何か?と、思えば今までの考えから別の角度で価値が見える。

つまり、知事だろうと政治家は「民意の代表者」ではない。「民意の代理業として政策実現する役割のひと」というのがある程度適切だろう。

「民から代理的に多くの価値観を集約した代理業」だし、決して「代表」という考え方ではない。そこに根本的な「勘違い」が発生しやすい。

「代表になった」

と、選挙の結果「自らを定義」するような政治家は、今の日本の政治家のほぼすべてといえそうだ。ただ、「それは違う」と私は考えている。

代理として、委任しているだけであって、リアルタイムで「監視」をされている事を前提としているのが「代議制の政治家」の当たり前の立ち位置だと、私は昔から考えている。

代表であれば、自分でプランを唱えて資金集めをして会社を興した起業家と変わらない。が、政治家は「相当にビジネス界と比べ守備範囲もひろい」、そして、民意を損ねていれば軌道修正すべき立場の人間だ。

多くの、国会議員を含めて代議士が「日本人を代表」していると、考えているとしたら、そろそろ、この国は最初からボタンの掛け違いをしているという事がよく理解できる。それは「代理業」なのだというのが私の考え方だ。