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【新企画】一日店長インタビュー「シェア型書店でつくる本と人の輪」飲茶文庫

LOCAL BOOK STORE kita.は横浜・馬車道にある一棚オーナー制のシェア型本屋です。現在80名以上のオーナーさんがそれぞれのコンセプトで本を選書し、並べています。

今回の新企画では、一日店長をやったkita.オーナーさんに、実際にやってみた感想を伺いました!

一日店長とは
オーナーさんがkita.のお店番をすること。読書会やお茶会など、それぞれの興味に合わせてアレンジできます。お客さんとオーナーさんが直接会える機会にもなっています。

初回は、飲茶文庫さんにインタビューしました!
kita.のオーナーをやってみたい方、本を軸につながりやコミュニティを作りたい方はぜひお一読ください!

飲茶文庫さん/kita.オーナー
本が好き。横浜で一箱本屋ができないか調べているときにちょうどクラウドファンディング中だったkita.を知ってくれたそう。棚には小説のほかエッセイや漫画も置いている。オ―ナーになって2年目くらい。



一日店長をひとりでやるようになったきっかけ

”オ―ナーになって長いと思いますが、当初から一日店長を頻繁にやられていたのでしょうか”

全然やってなかったですね。やってくれたら嬉しいと言われていましたが、強制じゃないならいいかって。でも石井さん(kita.スタッフ)がオーナー時代にやっていた一日店長に遊びに行ったりたまに手伝ったりしていました。一日店長はだれかと一緒ならやってもいいかなって。でも今年の3月かな、ちょっと急に思い立って一人でやってみたんです。そこから今までコンスタントにやっています。

”そうだったんですね!
一人でやろうと思ったのはなにかきっかけがあったのでしょうか”

せっかくお金を払って棚を借りているので、せっかくなら何か価値というか、成果があったらいいなと思って。自分の活動のファンができたら今後何かに役に立つかもしれないし。なので今年はコンスタントにやってみようと思っています。

実際にやってみてわかったこと

”ほかのkita.オーナーさんとお話していて、やはり一人でお店に立って店長をやるのはハードルが高いことなんだろうなと感じます。最初はそういったハードルはありましたか”

ありました。やっぱりお金ですかね。現金を扱うので責任重大というか。自分のミスでお客さん側にもkita.全体にも影響があったら嫌だなと思っていました。でも、実際にやってみたらそんなことなくて、思ったよりハードルが低くて拍子抜けしました。

"「思ったよりハードルが低かった」というのは、事前に準備をちゃんとしたからなのか、それとも当日の雰囲気なんですかね”

どっちかっていうと当日の雰囲気ですかね。もちろん、事前にマニュアルをもらって準備はしていたんですけど、当日やってみたら一日中忙しいということはなかったので比較的ゆったりした気持ちで対応できました。

あと、来てくれる皆さん本好きなので、優しい感じの人が多かったこともあって心配なくできました。

”先月には「美味しいところだけ読書会」と題して読書会を開催していましたが、事前にどんな準備をしていましたか”

SNSで3週間前くらいにお知らせを出しました。あとは基本的にゆるい感じにしたかったので、当日使うお茶やお皿を買うくらいでそこまで気にせずに過ごしていました。

”事前準備に負担はあまりなかったのでしょうか”

そうですね。読書会に関しては、場所が決まっていればあとは本を用意するくらいかなと思います。

”当日印象に残っている出来事はありますか”

「ソーシャルワーカーの処方箋」の棚のzineを熟読している方がいて、印象に残っています。話してみたら、東京からその棚を目当てに来てくれたそうで。東京から来たっていうのもすごし、オーナーさんのブランディング力というか、拡散力もすごいと思って。あとは5月の連休あたりに来てくれた6人連れの家族も印象的でした。ご家族の一人が以前マスマスを使ったことがあるそう。家族で来るのいいなと思って印象に残っていますね。

「美味しいところだけ読書会」当日の様子はこちらから!

今後の一日店長について

”今週末7月28日にも「本とボードゲームの談話室」と題して一日店長をされる予定ですよね”

そうなんです。以前イベントでやって楽しかった「本を持ち寄って」のボードゲームをまたやりたいと思って。

”ボードゲームいいですね。参加者募集はSNSで?”

そうですね。実は、この前の読書会と同じメンバーが参加してくれることになったんです。前回は人数が少なかった分すごく盛り上がりました。今度は参加者のオーナーさんがほかにも面白いボードゲームを持ってきてくれることにもなって。

「本とボードゲームの談話室」当日の様子

”本屋だから本に関係することをやらなきゃいけないってことは全然なくて、むしろそういう展開があるのはうれしいですね”

8月にも一日店長を企画中です。今度はほかのオーナーさんと4人でやろうと思っています。

さいごに

飲茶文庫さんの棚から1冊、おすすめの本を教えてもらいました!

飲茶文庫さんオススメ本
◎『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』青崎有吾(創元推理文庫)

こちらは裏染天馬シリーズ第3弾・連作短編集作品です。 登場人物達がわちゃわちゃしている楽しいやりとりと、本格的な謎解きが魅力的なシリーズ。 オススメは、表題作の「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」です。

今後も、一日店長をやってくれたkita.オーナーさんにインタビューをしていく予定です!お楽しみに!


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