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弱小吹奏楽部を追いかけた軌跡 第23話 リベンジ! アンサンブルコンテスト

 文化祭のデビュー2連戦が終わり、休む間もなくアンサンブルコンテストのチーム編成が始まりました。

 一年前のアンサンブルコンテストでは、出場3チームが最初の地区大会で全滅。親子でリベンジに燃えます🔥

 3つのチームが決まりました。

 ①管打六重奏 全員が1年生で下剋上を狙います。未来を見据えたヤングチーム

 ②金管七重奏 2年生3人・1年生4人で金管チームの団結に期待

 ③木管三重奏 2年生3人で成績上位を狙います。

 我が娘は③の木管三重奏にクラリネットでエントリーさせてもらいました。
 
 まずは地区大会突破が当面の目標ですが、親子で密かに県予選を突破して、支部大会進出を目論んでいました。

 近年の成績を見ると、とてもそんな大口を叩ける身分ではありません💦 密かにです。

 木管三重奏チームの演奏曲は『花の香る季節に』〜3つの木管楽器のために 八木澤教司さん作曲のアンコン定番曲

 娘はこの曲が嫌いらしく、あまり乗り気でない様子です。コンテストに出場するのに曲が嫌いとは何事⁈

 そんなワガママを言っていた翌日からは、部活動が終わり、帰宅してからも自宅で練習する日が多くなってきました。

 完全にスイッチが入っているようです(^ ^)

 相変わらずコロナ禍の世の中。夏のコンクールと同様、今回も地区大会前に録音録画審査の収録がありました。

 もはや他人に任せられないので、『私が撮影録音をさせていただきます!』と顧問の先生に伝えました。

 先生も事務仕事が減って喜んでおられました。私もダブルで嬉しいです。

 木管三重奏チームの外部講師の先生は去年と同じK先生。なんと個人レッスンをしてもらっているM先生とは音大時代の同期という偶然。

 先生同士で情報共有されているようで、週一の個人レッスンでもアンコン曲を練習させてもらいました。エチュードはしばらくお預けです。

 録音録画審査の日がやってきました。先に練習の風景を見てみます。

 菅打六重奏の下剋上チームは曲がカタチになってきました。あとはしっかりと音を出せるかどうかです。まだ楽器本来の音を出せていない子が数人います。

 金管七重奏チームは子供達・講師の先生とあれこれ試行錯誤しています。
自信なさげに吹いている子もいます。演奏中に首をかしげる子も💦

 木管三重奏チームは時間との戦いになっていました。
 演奏後にタイムを確認すると、ルールギリギリのタイムです。
 1秒でもオーバーすれば失格です。

 それぞれ録音・撮影が終了。後片付けをしている時にK先生から声をかけられました。

  K先生『お父さん、娘さんのリードが合っていないようです』

 そういえば音がカスレ気味になったり、長めのトーンの最後にマイクとスピーカーを近づけたハウリングのような変な音が気になっていた。
 
 私『K先生、どうしたら良いですか?』
 K先生『違う種類のリードを何パターンか試すしかありません』

 地区大会本番を来週に控え、家族総出でリード探しの旅が始まった^^;

 娘の使っているリードはダダリオのレゼルヴエヴォリューション3.0

娘はこのリードにこだわる

 まずはこのレゼルヴシリーズの他のラインナップである、紫色のレゼルヴクラシック、そして水色のレゼルヴを購入し、いろいろと試してみました。

 娘の反応は微妙です。
 ん~。次はバンドレンのV12、いわゆる銀箱の3.0、そして同じくバンドレンの青箱3.0を試します。

 またしても娘の反応は芳しくありません。

 木管三重奏のメンバーの親達はグループLINEで情報を共有しています。アルトサックスとフルートの親も心配しておられました。

 答えが見つからないまま、我々保護者達は地元の公民館でアンコン前のお披露目を行うことにしました。今まで応援して頂いた地域の方々を特別にご招待し、聴いて頂きました。

 その演奏がこちら♪
 

 この一曲だけを聴いて頂くために集まってくださった地元の皆様、大変ありがとうございました。
 本番当日まであと3日。まだまだやることが残っています。特にリード・・・

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