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作品のテーマを考える

こんにちは、キスケです。
今回からIALPCなどのコンテストに向けた作品作りについて記事を書いていきたいと思います。

有料にしてますが、誰でも最後まで無料で読めますのでご心配なく。
役に立ったという方は、モチベーション維持のために投げ銭してくれると嬉しいです。今後も基本はこの形式でやっていきたいと思いますが、時間をかけて書いた内容の濃いものはもしかしたら有料にするかもしれません。

では、いきます。

【テーマ決め】

作品を作っていくにあたってまず始めにやることは、作品のテーマ決めです。
ここは絶対にブレてはいけない大事な部分です。
そして、見てもらう審査員に伝えるという意味で作品テーマというのはすごく重要です。
作品集を見てみると何を表現したいのかよく分からないレイアウトがたくさんあります。
その水景を見てそれが森なのか、渓谷なのか、それとも水中を表現したネイチャースタイルの水槽なのか一目で分からなければいけません。


【テーマを決めたらどのように伝えるか考える】

それを写真1枚で見る人に伝えるにはどうすればいいのか。
わかりやすい例で言えば森林レイアウトをするのに流木をただ立てただけでは、それが何なのか分かりません。
木には根があれば枝もあります。

人が作ったものは載せられないので、僕の作品になりますが木を表現するのに根は不可欠です。
実際、街中に生えている木で根が露出しているものは少ないですが山に行くと木の根っこは岩を抱くように伸びていたりします。

こんな感じに。

【僕の作品の場合】

先ほど木には枝もあると言いましたが、この作品では枝はあえて入れてません。

理由は、スペース的な問題が大きいですが枝をつけると後景にある山岳を見せられないからです。
川の流れる森の中から遠くの山々を望むというのがこの作品のテーマでした。
なので、テーマを重視した結果枝は付けなかったということになります。
しかし、枝は無くても手前が森で奥に山があるというのは多分ほとんどの人が理解出来ると思います。
何故ならはっきりとした根があるからです。
このように何を伝えたいかということがはっきりしていればレイアウトに何を盛り込むべきなのかということが見えてくるし、どういう素材を買えばいいのかがはっきりします。

この作品の木は、たくさんの流木をくっつけて出来ています。
最初から木の形をした流木は売っていないと思った方がいいです。
なので幹に使う流木は少し曲がって太いもの、根に使う流木はうねりがあって太いものやディティールを表現するのに細い曲がった流木があればいいのではないでしょうか。

後ろの山は、小さめの龍王石を積んでプレミアムモスを活着させて山から木や笹が生えている様子を表現しています。
今になって見ると石を積んだ感があるのが反省点です。

【まとめ】

最後にまとめになりますが、今回話したように作品を作るにあたってはじめにやることは作品のテーマ決め。
見た人がこれは○○ですね。と100人が100人答えられるようなはっきりとしたテーマ決めが必要です。
そして、そのテーマに沿ってどういった景観を作る必要があってどんな素材がいるのか。
それが分かれば無駄な出費も無くせるのではないでしょうか。
自分の作った作品が何に見えるか色んな人に聞いてみるのも重要ですね!


次回は、構図についての話をしていきます。
まだ、フォローしてない人はフォローして次回の投稿をお待ちください。

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