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竹林整備&ツリーハウス建築修行の旅(1)

冬季限定で増やした定休日を利用して、ツリーハウス建築の手伝いにきている。場所は尾道。住所は非公開らしい。尾道は駅周辺の街しか知らなかったけど、少し離れると鳥取と同じくどこも山。尾道市って広かったんだな。

ツリーハウス建築の棟梁はジュピタリアンヒルの山ノ内さん。普段は大山で夢のセルフビルドパークに暮らし、木工作家として活動するパワフルかつワンダフルな御方。ジュピタリアンヒルには何度か行ったことあるけど、こうして一緒になにか作業をさせてもらうのは初めて。山ノ内さんは慣れたもので、竹のデッキや木への杭打ちもサクサクと作業を進める。今回僕は手伝いをしながら、やり方を学ぶ為に来た。1日目、既にたくさんの収穫があった。

まずはデッキの足場。

土台になる竹は生やしっぱなしのものと、石の上に置いたのと2種類ある。石の上に据え付けた柱には、補助として焼いた杭を隣に刺し、ワイヤーで固定していた。

それからデッキの床。

床材は割竹ではなく、細い真竹(確か)を使っている。大引きに真竹を乗せ、さらにその上に割竹を被せている。真竹を大引きと割竹で挟むようにしてワイヤーで固定していた。

そしてこれがツリーハウスの土台。

山ノ内さんが丸太からチェーンソーで製材したヒノキ。むちゃくちゃ重い。でかい。

この土台を杉の木に据え付ける。

ドリルで穴を開けて、そこにステンレスの棒を打ち込む。木はワイヤーでグルグルすると傷めてしまうらしく、こうして棒を打つほうが良いようだ。(現段階ではワイヤーで木と土台を固定してるけど、次の段階ではワイヤーを外すらしい。)

杉の木には作業前にお祈りも捧げていた。

祝詞を読む、アーティストの小野真由美さん。酒を撒き、みんなで飲む。気持ちがシャンとした。木に棒を打ち込むのも許してもらえるような気がした。大事な儀式だと思った。

そんなこんなで、今日の作業はここまで。

土台に足場を仮組みしたところ。我々が立っている地点は踊り場で、ツリーハウスはさらに上にあがった地点につくるらしい。

ツリーハウス建築は現時点ではなんの申請も許可も必要ないとのこと。
「自由。カウンターカルチャーってやつだね。」と、山ノ内さん。かっこいいぜ。


現在、車中泊しながらこの記録を書いている。アキナと道くんはじいばあんちで待機中。我が家の裏の竹林を整備して、集落を見下ろすデッキをつくったら道くんはどんな顔するだろう。なかなか計画を進められないでいる「汽水空港ターミナル2(食える公園)」にも、まずは広いデッキをつくりたい。材料は竹。ワイヤー代くらいしかかからないことが分かった。そこで朝にヨガの会をしたい。そして藪の奥に見える大木にいつかツリーハウスを建てる。最高だろうな。

ターミナル2でやりたいことは
・井戸掘り
・共同キッチンづくり
・竹デッキづくり
・ツリーハウス
・シェア畑(1人2畝くらいかな。無料。)
・柑橘類、ベリー類の植樹
・ヤギを飼う
・鶏を飼う
・炭焼き窯をつくる
・猪柵で周囲を囲う
など。無限にある。

汽水空港は本屋でもあるし、ターミナル2のような活動も汽水空港の重要な仕事だ。店を始めた時から(始める前から)、ずっとそう思ってた。
しかし店というのは赤ちゃんみたいなもので、初めは儲けるどころか存在を維持させるのに必死で、バイトを週5でやって、土日だけ営業するのがやっとだった。それが今、バイトをせずにどうにか営業できるようになった。今の目標は店番のバイトを雇うこと。そうすれば僕は身軽になり、ターミナル2での活動を始められる。野山や田畑を通じて得る収入も少しずつ増やしていきたい。それが今の目標。道のりは遠い。
今日運転しながら考えてたのは、ターミナル2の記録を発信するユーチューバーになろうかなということ。どうしようかな。

明日も早い。寝よう。


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