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リスクヘッジ

こんばんは。生粋と申します。

上のかわいい人面リスは「リスクヘッジリス」
でございます。

リスは食べきれないどんぐりを地面に埋めておくとか。食べ物がなくなった時のためのリスクヘッジとも言えるでしょう。

今回はリスクヘッジに関するおはなし。

私の現状を知ってる方は、貴様には縁のない言葉だろ。と思うだろう。知らない方は前回までの記事を読んで頂きたい。そして拾った小銭を私のnoteの支援に回してほしい。

私もギャンブラーの端くれなので、ハイリスクハイリターンが大好きだ。そしてことごとくリスクの方を被ってきた。しかもハイだ。

しかし真人間であった時の名残から、どうやらリスクヘッジもしているようだ。そんな過去の自分に感謝する瞬間が多々ある。

かの高名な岡野陽一氏もおっしゃるとおり、1番信用できないのは未来の自分だ。現状打破を未来の自分に望むことは絶対しちゃいけない。

わかりやすい例えだと、終わらない課題を明日の自分に任せること。終わらせられるわけがない。

さて冒頭のリスだが、せっかく隠したどんぐりの場所を忘れることもままあるらしい。
かわいい。

私もかわいいので、そういうことがよくある。
しばらく読んでなかった漫画を開いたら1000円挟まっていたり、写真立ての中から1000円出てきたり。

まあ私はいつでも金がないので現金で1000円以上出てくることはまずないが。

そういうわけなので金がない時は、部屋にあるスキマというスキマを開けてみる。毎回全部のスキマを見たからもうないだろと思うのだが、なぜか毎回ちょっとずつ出てくる。妖精さんが足しているに違いない。

とはいえそんな小銭でできることはたかが知れている。私がしたいのは妖怪小銭隠しの話ではない。

断っておくが陰毛ではない。


この無精髭を生やしたリスはいつか隠した3万円のありかを思い出した。

私は以前パチンコ屋でバイトをしていた。

一応スタッフの方である。打つことをバイトと呼んでいた時期もあったが、そんな愚かな時代は脱した。

その店のバイトは私以外30代のフリーターだった。もちろんみんなギャンブルが大好き。

その中に、週5フルタイムで働いてるのに私を含めた誰より早く給料がなくなる人がいた。
キムラさん(仮称)としよう。

25日が給料日だったのだが、キムラさん(仮称)が新しい月を給料と一緒に迎えているところを見たことがない。

キムラさん(仮称)のすごいところはクレジットカードを持っていないところだ。

いつもシフトに入る前に出馬表をメモ用紙に写して、ホールに出てからは予想したり、客用のテレビにかじりついたりしていた。

そんなことをしながらメインレースの4時まではニコニコで働き、そのあとは床を見ながら無愛想に働くような人だった。

これだけみるとクソ人間だが、実際クソ人間だ。ただ楽しい人でもあり、よく金欠トークで盛り上がっていた。私の無謀な金策の中にはキムラさん(仮称)から教わったものもある。

ホールのチャンネル権は彼が握っている

キムラさん(仮称)は私に対してよく、お金預かってあげようか?と言っていた。この人に金を預けるよりは海に捨てた方がまだ返ってくる可能性がある。

しかし私がバイトを辞めるんでこぢんまりと飲み会を開いてもらった時、酔っていたのもあって3万預けた。ような気がする。

それから2ヶ月弱しかたってないが、十中八九なくなっているはずだ。返してくれと会いに行ったら、そんなことよりもう3万預けないか?と打診される可能性の方が高い。30万弱稼いだ給料を5日で0にできる男だ。

長くなったがこれがヒゲリスの思い出したどんぐりの隠し場所だ。キムラさん(仮称)の僅かな倫理観に賭けて連絡を取ってみようと思う。


多分帰ってこないので支援の方もお願いします

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