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ホログラムペーパーを使った本をつくった話(+ノベルティの話など)
本記事はBL、成人向けの同人誌について記載しております。本の中身については一切触れませんが、ご理解いただきますようお願いします。
ホログラムペーパーをずっと使ってみたかったので、今回の本は表紙にホログラムペーパーを使う、というところから考えていきました。
(以前友人の本には使わせてもらったのですが、自分の本ではやったことがなかったので…!ちなみにそのときの記事は以下です)
データの作成
今回の印刷はくりえい社さんで、2.5Dホログラムペーパー表紙印刷を使用しています。同じ種類の紙はホープツーワンさんでも取り扱いがあります。
手元にあった印刷サンプルを見る感じ、白色を残したほうがきれいにホログラム感が出るかな?と思い、余白多めの版面にしました。黒などの濃い色が強くてもまた違う印象になるようなのですが、オンデマンド印刷だったためトナー量を少なくしたかったこと・話の内容に濃色が合わさなさそうことから以下のようなデザインに。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82726229/picture_pc_44a3599aef444f64e2590f3cff6a162d.jpg?width=1200)
CMYKでデータをつくっています。用紙をどれにするかで迷ってしまい、何パターンか刷ってみたかったので今回は試し刷りを行っています。
試し刷り
試し刷りした用紙はT5・T7・T8でした。本当はT3がずっと使ってみたかったのですが在庫切れのようだったので…!T5で刷られた本が手元にあったのでT5が本命だったのですが、結果的にはT8を選びました。T8で試し刷りしたときのツイートがこちら。
表紙の試し刷りきた!きらきらしてる〜✨ pic.twitter.com/g9ulZlpB13
— nana (@kissincitrus) June 8, 2022
![](https://assets.st-note.com/img/1657893970818-9WJnf81daQ.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1657894014792-VJgM6aKDQ0.png?width=1200)
T5はホログラムの斜めの斜線が強く、デザインが負けてしまうのがちょっと微妙だったかも。T7はドットっぽいパターンを入れていたので合うのかな〜と思ったのですが、T8のじんわり光る感じが一番イメージに近かったです。
オンデマンド印刷のため、濃いピンクの部分に若干トナーの盛り上がりを感じたので若干薄めることで調整しています。
試し刷り時にT8の模様は縦に入っていたのですが、実際の製本だと横に入っていました。このあたりはランダム感を楽しむものなのかも。
![](https://assets.st-note.com/img/1657894296112-ZwNXfx6ng3.png?width=1200)
試し刷りについては以前も記事を書いているので、詳しくはこちらをご覧ください。
口絵を刷った
今回の本は口絵を別注して挟み込みしています。
トレペ口絵はくりえい社さんでもお願いできそうだったのですが、その仕様だとかなり印刷費がかさんでしまいそうだったので、費用をおさえるためグラフィックさんで事前に刷り、入稿日までにくりえい社さんに発送し、挟み込みをお願いしました。挟み込みはオプション費用でご対応いただいています。
![](https://assets.st-note.com/img/1657894779340-6V1B1ab5yh.png)
ノベルティをつくった
口絵のデザインに合わせて、名刺型サイズのノベルティをつくっています。デザインはこちら(Twitterで告知したときの画像です)
印刷はおたクラブさん。キャラカラーが黄色と緑だったので、それぞれ印刷部数の半分程度の量を発注し、ランダムで挟み込みしました。
紙はファンタスのヒマワリとハッパで、本の表紙に合わせてホログラムPP加工されているものを選びました。
![](https://assets.st-note.com/img/1657894966878-Op8F7GPj6N.png?width=1200)
紙物なので余部がたくさん来そうだな…?と思いちょっと少なめで発注しています。到着部数が少なかったら会場限定とか、先着くらいにすればいいや~と思って入稿したのですが、実際は必要部数+2/3くらい届いたのでだいぶ余りました…笑
無配をつくった
ここまでつくったところで、もう少しイベントまでに余裕がありそうだったことと、本の後日談が書きたくなったので無配冊子をつくっています。
ぎりぎりまで本をつくるなら、と思って木曜通常で受け付けてくれるホープツーワンさんのポケットセット、もしくはコピー本と同じくらいの費用でいい感じの本が出せる日光企画さんのホワイトオンデマンドで刷ろうと思っていました。
書き上がって版面を整えたあとに印刷費と向き合ってみたところ、ホープツーワンさんのほうが費用を抑えられそうだったのでそちらに決定。こんな感じでスミ一色刷りの表紙です。
![](https://assets.st-note.com/img/1657895587517-UBu8BKN8iC.png)
できた本
本が届いた
— nana (@kissincitrus) June 25, 2022
表紙は2.5DホログラムペーパーT8にクリアPP、扉にトレーシングペーパー挟み込み、本文はクリームキンマリ70kg です🌸 pic.twitter.com/pKCvwkPVk4
無配は表紙がファンタスモモ135kg(桃色面に印刷)で、本文も写真だとわかりづらいけどピンクの紙で全体的にピンクの本です〜〜🦕 pic.twitter.com/B3N4M0ociq
— nana (@kissincitrus) June 25, 2022
今回はオフイベだったのもあって色々なものをつくったので+αで記録してみました。
今回の無配冊子をつくったときのように、仕様や目的によって印刷所を選んで原稿をする話はツイートしたこともあるので、こちらもご覧いただけたらうれしいです。
ここ数年で使った印刷所のなかから、タイプ別に「ここよかったよ〜」なことをまとめてみました。小説向け、また独断と偏見なのですが、一例として見ていただけたらうれしいです…! pic.twitter.com/azh43nNnCp
— nana (@kissincitrus) May 15, 2022
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