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flierで面白かった本の紹介1

会社の福利厚生でflierという本の要約サイトを利用しています。

flierについての記事も少し前に書きましたが。

ほぼ毎日業務開始前に1,2冊適当に読んでいるのですが、その中で面白かった、勉強になった本をアウトプットを兼ねていくつか紹介。

1. 会議の強化書

タイトル通り仕事の中で行われる会議の質を高めるための本。

会議は、顧客を創造する目的で行われるべきだ。会議が組織のほうを向いて、答え合わせや妥協ばかりになってしまっては意味がない。

会議の強化書

個人的にこの言葉が印象的でした。エンジニアをしているとプロジェクト毎に定例ミーティングがよく開催されるのですが、ほとんどの場合進捗状況の確認や課題の確認に終始していて、自分たち組織のための会議になっている。過去の経験では顧客を主語にした会議になっていたことは1割もなかったように思います。ビジネス書でほとんどの会議は不要という言葉もよく見聞きするけれど、そういわれてしまうような会議はきっと、この本でいうところの組織の方を向いた会議になっているのだと思う。
改めて会議の意義について考えさせられました。無駄な会議が多いなーと感じている人にとっては、会議を有意義にするためのヒントを得られる本ではないかと思います。

2. お金の向こうに人がいる

何度かnoteでも書いていますが、私の中で年々お金に対する興味が薄れていっています。とはいえ、生きていく上では最低限のお金は必要だし、豊かな生活をしていくにはある程度のお金を稼ぐことも必要なことは頭では分かっていて。お金に対する興味を取り戻すきっかけをくれる本がないものかと、flierでは結構お金や投資に関する本を読んでいます。
そのほとんどが、お金の稼ぎ方や使い方に関する方法論について書かれたもので、読んでいても大して面白くないのですが、この本はお金に関する本の中でも面白いなと思った本です。

お金は、交渉力と伝達力という2つのコミュニケーション力を持っている。

お金の向こうに人がいる

という1文になるほどな、と思いました。もっとお金のことを勉強して、お金の持つ力や意味、投資の持つ本質的な意味や意義を理解した上でお金を稼げる人になりたいなと思う。

3. すごい左利き

左利きの人は天才肌だとか、そういう言葉はよく耳にしますが、なぜそういう傾向があるのかを科学的に解説してくれている本。
私は右利きですが、右利きの人が読んでもなるほどな~と思うところが多く、面白かったです。
この本によれば、現在社会に浸透している道具はほとんどが右利きの人に最適化されて作られているという。左利きの人は普段は左手を使用するが、社会の大多数が右利きであるが故、右手を使う練習をする場面も多い(お箸の使い方や字を書く練習など)。左利きの人は、右手も左手も両方使うことで右脳と左脳の両方がバランスよく活性化される。そのため、左利きの人は右利きの人よりも優れた感覚を持つ人が多いんだそうです。
これはつまり、今の世の中が左利きにとって生きづらい世の中になっていることが要因で、左利きには優れた人が多いとも言えます。
最近世の中では多様性(ダイバーシティ)という言葉をよく耳にします。
今後は様々なテクノロジーの発展により、障害を持つ人や身体的にマイノリティな特徴を持つ人でも徐々に住みやすい世界になっていくのだと思います。いろんな人にとって住みやすい世の中になることはもちろん良いことだけど、それによって人間の本来持つ能力はどんどん退化していくのかもしれないな、なんてことを思いました。
人間の才能が開花するには、ある種の逆境みたいなものも必要で、いろんな人にとって住みやすい世の中で逆境が生まれにくくなり、人間が退化していくジレンマもあるのだな、と思いました。

4. 睡眠こそ最強の解決策である

睡眠に関する本はこれまでも数多く出版されているけれど、毎年のように新しい本が出版されている。睡眠というのはそれだけ大事でありながら、未だに分かっていないことが多い分野なんだろうと思います。
睡眠の本は新しければ新しいほど最新の研究結果がおそらく反映されていると思うので、睡眠の質を上げたいと思っている人は概要だけでも新しい本の内容をチェックした方が良い気がします。
この本で興味深かったのは、朝型、夜型、その中間、という体質が遺伝子レベルで決まっているという話。

人口のおよそ40%が朝型で、30%が夜型、残り30%が朝型と夜型の中間に分類される。

睡眠こそ最強の解決策である

朝活という言葉をよく耳にするし、朝が脳のゴールデンタイムという話もよく聞きます。夜眠る前の眠たい状態よりも、朝起きた後の方が脳が冴えているのはおそらくその通りですが、人間がみな朝に活動する方が向いているというわけでもないのだろうと思いました。
日本の企業のほとんどは出社時間がみな統一されていて、9:00~18:00などで設定されている企業は多いかと思います。最近はコロナの影響で時差出勤やフレックスタイムを導入する企業も増えていると思いますが、環境に依存するだけでなく、個人の体質に合わせて仕事の時間を柔軟に設定できる企業も増えていけばいいのにな、と思いました。

5. 「空腹」こそ最強のクスリ

弊社では毎週月曜日に会社全体の朝礼をしているのですが、その時に毎週担当者を変えてflierから1冊本を紹介するコーナーがあります。この本は朝礼で弊社の社長が紹介していました。
結論から伝えると、この本では16時間の断食を進めています。空腹の時間を作ることで胃や腸などの消化器官を休ませることができ、消化器官を休ませることで病気の予防やアンチエイジングの効果が期待できるんだそうです。
要は、1日3食食べるのではなく、1日に1食、または2食にして、16時間の空腹を作りましょう、ということらしいです。
空腹の時間を作って胃腸を休ませることが大事というのはおそらくその通りだと思いました。ただ、空腹状態から一気に食事をとると血糖値が一気に上がって体に悪いという話を聞いたことがあるし、朝食を抜くと脳の働きが鈍くなるという話もよく聞きます。
健康においては、正しい知識を吸収しつつ、バランスを考えて無理なく実践していくことが重要なんだろうと思います。

6. サクッとわかる ビジネス教養 地政学

シンプルに面白い、勉強になる!と思った本。要約だけでそう思ったので、全部読んでもきっと勉強になることが多くありそう。
個人的に政治や歴史は知識が浅い分野なので、その分新しく得られる知識がたくさんありそうです。

7. ロウソクの科学

1本のロウソクから科学の面白さや自然の法則について話した講演内容をまとめた本です。シンプルに内容が面白いと思ったのが率直な感想です。
それと同時に感じたのが、一流の科学者・研修者の観察力の高さです。ロウソクという身近にある道具を皮切りに、数多くの自然現象を説明できるほどに話を発展させることができるのは、科学者の知的好奇心と観察力あってのことです。ロウソクからそれほど多くの学びを得ることができるのであれば、我々の身の回りにある些細なモノでも、知的好奇心と観察力を最大まで高めれば、そこから多くの学びを得ることができるのだと思います。
私は科学者でも研究者でもありませんが、エンジニアという職業である以上、新しい技術を学び続けることになります。その時、科学者の持つ知的好奇心と観察力は自らのスキルアップにとても参考になる姿勢だなと思いました。

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今回はこの辺りで。
また面白いと思った本が溜まってきたらアウトプットしていきます。

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