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増田発ポリス経由上海青浦刑務所行

はてな匿名ダイアリーに先日投稿されていたお題「歌詞がどんでん返しする曲」といえば?

それまで積み上げたものを一気に壊すような、どんでん返しと言ってもいいくらいの真逆の内容になっている。詳しくは聞いてもらえればわかると思うけど、初めて聞いたときは感動してしまった。
同時に、短い歌詞でこんなにも物語性を持たせることができるのかと感銘を受けた。それからというもの、同じように歌詞にどんでん返しのある曲はないかと探している。

私の回答はずいぶん長い間1択で、ポリス「孤独のメッセージ」(1979)。

1番2番と歌われたストーリーが3番でどうドンデン返るかは検索するなり直接楽曲を聴いていただければいいですが、この曲に関連して根に持っている話を書いておきたくて。いつのことだったかいま調べたら2019年12月で、いいかげん俺も執念深い。

僅々600字のコラムなのでまずは状況説明です。
・ロンドン在住の6歳の女の子がテスコ(ってスーパー)で買ったクリスマスカードにメッセージを書いていると、6枚目だか8枚目だかのカードを開いたら「誰かがもう何か書いてた」
・メッセージは上海の刑務所で強制労働させられていること、このメッセージを見たら英国人ジャーナリストに連絡してくれ、という内容

天声人語はこの件を取り上げ「事実の究明に目を凝らしたい」的なオチにつなげているのですが、私が文句を言いたいのは

英国のロックバンド、ポリスのヒット曲に「孤独のメッセージ」がある(略)無人の島にひとり流れ着いた男が孤独に耐えきれず、「SOS」と書いた紙をびんに入れて、海に流す(略)深い疎外感が伝わってくる

いや、だからね、そういう曲と見せかけておいてのドンデン返しだから!
おまえぜったい最後まで聞いてないだろ!

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