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あなたはもう忘れたかしら/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.2.25-24.3.2)

今週のアオり・アオラれ量産ナンバー1ネタはこちら。

町長は1日の定例会見で、昨年12月末の方針発表から同日までに計78件の意見が寄せられ、74件が反対、4件が賛成だったと明らかにした。意見はメールで54件、電話で23件、町役場訪問で1件寄せられ、全体の約7割が県外からという

太字は引用者

去年7月、熊本市が条例改正を断念したときの記事にいわく「市は同月~今年1月に、他の改正部分を含めて意見公募を行った。その結果、寄せられた1888件の意見のうち、市民の定義に関わるものが1315件を占め、1件の賛成意見の他は反対する内容だった」。
この数字と比較すると、74件中4件が賛成という大泉町のニュース、まあそんなもんか、ってなりますよね。

なお、2022年12月の発表を熊本市が断念したのが2023年7月、そして11月には市長が外国籍住民と直接対話をおこなっています。そのときに流通した見出しが当時まあまあ炎上して-覚えてます?

当時のnoteに書いたのは、「議事録公開までもっと早くしないと駄目では」だったんですけど(下記参照)そんなこと書いたのも忘れていたので、大泉町の話で思い出したついでに熊本市長のホームページ見に行ったら掲載されていて、最初からこの丁寧な説明がセットなら良かったのに。って思ったのでした。

■ヘイト発言でいうと、先週に続いて国民の知性を舐めたムーブが観測されています。記事サムネイルだけでもムカつくのでそっちは文字だけで紹介。

維新高橋氏、クルド人危険視発言 国会質疑で「一斉取り締まりを」https://nordot.app/1135119729647485080

共同通信24.2.27

伝わる気がしねえ。と諦めモードになりそうな俺。を思い留まらせるのは、戦うひとたちの姿で、そう、諦めたらそこで試合終了って安西先生も。

■ヘイトクライム関連その他

■先週からの続報を待っているのですが

うっかり読み飛ばすと同じ話かと思うところだった別のニュース

中国新聞、海外のひと関連記事は比較的しっかり報道してくれるので信用しています。

■今週のその他ニュース

■海外でも出稼ぎ外国人のニュースはなにかしらあるものですが、今週はそれぞれ趣が異なる話が3本ありました

■最後は専門的な内容なので注目度合いは低いようですが、界隈ではまあまあの大ニュース

入管庁の発表を読めば読むほど、彼ら得意のブラックボックス処理は変わらない・とはいえ判断基準を緩くしていきます宣言っぽく、つまり留学ビザで来日している本人、彼らをマネタイズする商人こと日本語学校専門学校ビザ専ビザ大運営各位などには朗報では(言い方に悪意があるな俺)。
ただ、留学~就労、というかつて唯一だった「移民」あるいは「出稼ぎ」ルートは、技能実習の浸透と崩壊を経た特定技能の導入にともなってその役目を終えているわけで、社会の関心が「こんなもん」止まりなのは、それはそれで健全だと思いました。

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