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【メンバー紹介#5】一杯のコーヒーから、いっぱいの夢を。まちに開いた喫茶店をつくる

○ 略歴

鈴木 弘樹(すずき ひろき)

1998年東京都立川市生まれ。中学校の職場体験はクルミドコーヒーで、その後、アルバイト、インターン、正社員を経験し丸5年勤務した。2022年秋に転職し、現在はIT企業週4会社員。国分寺の投票率を1位にプロジェクト発起人。元ぶんじ寮住人。
小学校の卒業文集のテーマは「将来の夢はコーヒー屋さん」。コーヒーの輸入には英語が必要だ!と思い、高校時に約1年オーストラリアへ留学。現地での社会科の授業でコーヒー農家の貧困問題を知り、フェアトレードに関心を持つように。

○ 「コーヒー」から「カフェ」に興味を持つ

大学入学後「とにかくコーヒーの産地に行ってみたい!」と思って、ラオスのコーヒー農家と繋がる学生団体に入りました。
実際にラオスのコーヒー農園にも通いました。一杯のコーヒーから生産者や消費者、珈琲店や商社との重なりが広がっていき、本当に面白かったです。

日本では、クルミドコーヒーでアルバイトしながら、ラオスのコーヒーを販売していました。その中で「本当にコーヒーという物質的なものだけが、価値ではないんじゃないか?」と疑問を持つようになりました。

ラオスではバイクでコーヒー農園をまわった

ちょうどそんなときにクルミドコーヒーの店主である影山さんが主催する話会「クルミドの夕べ」に参加しました。中学生の頃からお世話になってはいたけど、影山さんの話をしっかり聞いたのはその時が初めてでした。カフェを通じて、組織やまち、その先に広がる社会を解像度高く描いている話を聞いて興奮しました。単なるコーヒーを飲む場ではない、「カフェ」の世界に可能性を感じました。

もしかしたら「カフェ」にヒントあるかもしれない。そして何より影山さんの話を聞いて「より近くで働いてみたい!」と心から思いました。
その昔、影山さん鞄持ちインターン制度があったことはうっすら聞いていて、影山さんに「今、募集していませんかね…?」と尋ねたら「今から、募集するよ」とカッコよく、快く受け入れてくださり、一歩踏み込んだ立場でクルミドコーヒー、カフェに関わるようになりました。今に至るまで、影山さんからはたくさんのことを学ばせてもらっています。本当にありがとうございます。

西国分寺・クルミドコーヒー

○ カフェであり国分寺で働いた時間

鞄持ちインターンをはじめてから、カフェを通して、スタッフやお客さん様々な人や価値観に出会っていきました。
個性的なお店、豊かな緑地、地域通貨。程よい自然。国分寺には魅力的な場所やものがいくつもありました。何より豊かな人の重なりがあって、これから新しい創造が生まれていく匂いを感じました。いつしかカフェだけでなくまちも好きになり、国分寺へ引っ越してきました。縁あってぶんじ寮にも住みました。まちで暮らし、働く。充実した生活を送っていました。

冬に毎年行われるくるみ割り。いろんな方と出会うきっかけになりました

その一方で、この頃には影山さんと二人か、自分一人で事業や企画をつくることも増えていました。全身全霊をかけてやっていたけれど上手くいかないことも多くて、毎日悔しくて、力不足を痛感していました。もっとレベルアップしたいと心から思いました。
居心地もとても良かったクルミドコーヒー。でも、一度外に出てみようと思い、丸5年というタイミングで、卒業することにしました。

○ 喫茶店をはじめるに至るまで

転職先は全く別業界のIT企業に飛び込んでいます。日々少しづつ挑戦できる環境で、成長も実感できます。自分なりに意義も感じて働いています。本当にいい会社です。引き続き週4で勤務は続けます。

でも充実している一方で、もっと挑戦してみたい。全身全霊で打ち込んで、いいものをつくりたい。それをちゃんと事業にして、これまで活動してきた国分寺でやってみたいと思うようになりました。

そんな決意をしてから割とすぐに知ったのが今回の物件でした。元あった芋けんぴ屋さんが好きで通っていて、出会いました。ここからはじめよう、と決めて借りる準備をはじめました。

ちなみにこの物件に出会ったのは、市議選当日でした。選挙が終わったら動こうと決意。

最初はスモールスタートを応援する場所として間借り場所にして、自分も小さくコーヒー屋をはじめようと思っていました。

そんなときにそばで見ていたすーちゃん(稲垣)が「私も一緒にやりたい」と声をかけてくれました。加えて「間借り場所よりも、お店にしないか?」とも。願ってもない申し出でした。そうして生まれたのが今回の「喫茶ソラクラゲ」でした。
その後、としちゃんやチェリー、ジャンボさんや戸谷ちゃんと、また一人、一人と共に作る仲間が増えていきました。DIYやお店づくりを含めると沢山の方に助けられています。本当にありがとうございます。

日々、自分だけでは見れなかった景色に出会えています。

○ 喫茶ソラクラゲに願うこと

カフェの良さは、一人でも、誰かとも来れるところ。一人でいても他者の存在をなんとなく感じて、少し集中できたり、リラックスできる時間を過ごせるところです。
まずは、一人ひとりが豊かな時間を過ごせる場づくりを頑張っていきたいと思っています。その先で、一人ひとりが自由に、創造的に生きるきっかけとなる場所となっていったらと願っています。

まちに開いたお店にもなっていくといいと思います。これまでやってきた政治のプロジェクトや、ご縁の延長線で、国分寺の素材を使った商品開発や、「カフェのまち」としてより循環していく企画もしていきたいと思っています。

○ 最後に

いよいよ2週間後からはじまる喫茶ソラクラゲ。一人ひとりが自由に、創造的に生きる後押しになったらと願っています。

これからどう育っていくのか。その道のりで、先に何があるのかワクワクしています。ぜひこれからの喫茶ソラクラゲを一緒に楽しんでいただけると、そして共につくっていただけると嬉しいです!ここまで読んでいただきありがとうございました。

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