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離婚するなら子どもが未就学のうち、は本当か

わたしがちょうど元夫の不倫騒動で探偵を雇ったあたりのころ。

離婚というワードが色濃く頭に浮かびながらも子どもたちのことを考えると、このまま突き進んでいいものか頭を悩ませていた。

どんな本を読んでもネットをあさっても「離婚するなら未就学のうちに」「就学児童はどんな形でも傷つく」と書かれている。

上の子は当時小学生1年生。下の子はまだ1歳。とにかく上の子のケアをどうしたらいいか分からないままでいた。

そんな折に仕事で久しぶりにお会いした方がシングルマザーになっていらっしゃった。

離婚は5年前。4人いるお子さんたちの下2人が離婚当時ちょうど今のうちの子たちと同じ年齢だったという。

子どもたちの5年後を聞ける!!わたしは勇んだ。事情をかいつまんで話したあとに聞いてみた。

「わたしも離婚を考えているんです。子どもたち、特に上の子のことが心配で。お子さんたちはいかがお過ごしですか!?」

前のめりで聞くわたしに大きく笑ったその方はおっしゃった。

「全く問題ないわよ。家にほぼいない、家族に貢献しない、週末も役立たずな人間が家からいなくなっても大丈夫。不機嫌な人間が家からいなくなる、その不機嫌に付き合うことも無くなればこちらも笑顔が戻るわ。むしろいい風が吹く。ママが笑顔なのが子どもにとって1番大切。ママが不機嫌にならざるを得ない対象がいなくなると、本当に家族はいい形になるわよ」

当時中学生、小学校高学年、低学年、保育園児のお子さんたちには隠さず離婚のこと、さらにはそのすぐ後に元ご主人が再婚されたことを伝えたそう。

子どもは大人が思うより現実を素直に受け入れて馴染むとのこと。

就学していたお子さんたちも特に問題なく成長していらっしゃるとの言葉に、大きな希望をもらった。

家庭環境やママの心の様子、兄弟姉妹たちの個性、いろんな要素が絡み合って「大丈夫」か「大丈夫じゃない」かに分かれるだろう。

だけど、こうして目の前に「大丈夫」と言ってくれる先輩シングルマザーをわたしは信じることにしたのだ。

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