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1mm戻って、2mm進んでいる。

ご本尊の工作は昨年夏ごろからストップしているけれど、これは何故かというと別な脚の工作構想が一気に立ち上がったためだ。


カメラ三脚、経緯台、赤道儀など、ちょっとした観望を行いたい時に必要なのが架台。現在のところ、屈折望遠鏡やフィールドスコープを使う際に、それぞれの筒にカメラ三脚と経緯台と赤道儀の架台をシチュエーションに応じて変更し、使っている。特に「炭素の脚を手に入れ」てから、三脚を共通化しているためにシチュエーションに応じた架台に対しての観望には支障はないものの、もうひとつの脚が無いことで複数の筒を同時併用することができない状態となっている。もちろん、以前に使用していたFC-M伸縮脚やFC-S伸縮脚を使用すれば良いのだが、車載していないために常時対応できる状態ではないのである。

そのような中で、常時車載している炭素の脚とカメラ三脚を利用し、カメラ三脚へ搭載する架台(正確に言うと経緯台をカメラ三脚へ取り付ける)を工作する構想が立ち上がった。

1.お手軽観望に使用している「TG-L経緯台」をカメラ三脚(もしくは炭素の脚)へ搭載する。

2.「TG-L経緯台」を約33度傾けて取り付け、赤道儀として使用する。

3.「TG-L経緯台」を垂直に取り付けるスペースを確保し、経緯台として使用する。

4.カメラ三脚への取り付けを可能とし、軽量な筒を使用する時にはカメラ三脚での運用が出来るようにする。

5.炭素の脚への取り付けを可能とし、メインの筒を使用する時には丈夫な脚周りで観望が出来るようにする。

シンプルに言うと三脚とTG-L経緯台を繋ぐ「取り付け台座」を工作するだけの事ではあるのだが、一つの取り付け台座で経緯台と赤道儀を使い分けることが出来、軽量な筒であればカメラ三脚で運用しようという取り組みであります。

安価な合板(150mm×900mm厚さ11mm)を材料に、本日(令和4年1月16日)、板取りを済ませた合板を鋸で切断し、取り付け用の穴空けまで済ませた。次は切り出した部材の断面を滑らかにする「ヤスリ掛け」を行う予定。

安価な合板を如何に堅牢に組み上げるかが課題であるが、「架台が課題」というのはいつものことだ。

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