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いちごハウスのバイトが終わりました

二ヶ月半、いちご初心者の私を雇ってくれたYさんに感謝いたします。ほとんど一緒の時間を過ごすことはなかったのですが、誕生日が3日違いという単純な理由なのか何かはわかりませんが、働く上でお互いに信頼関係があったような気がするので毎日必死でした。


ずっと一人のハウス作業。視界に入る動くもの、といえば受粉をするためのミツバチたち。私の職場の同僚です。先輩かな。毎日顔を合わせるので、鋭い針を持っていたとしても仲良くしなければいけません、最初は刺されないかとドキドキ。大人しくしてね、と何度も声をかけました。今日も受粉がんばってください、そしてどうか刺さないでくださいと、蜂箱に時々レイキもかけました。

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そんな心配はなく、自分がこんなにミツバチと仲良くなれるとは。はちみつが大好きなので養蜂をしてみたいと思ったことがあったけど、蜂たちがストレスでいなくなってしまった時のショックはとてつもなく大きいだろうなあと、思い止まっています。でもいちごハウスのバイトがきっかけに、すでに飼った気分でいます。いつも私の周りをブンブンしていました。

刺されてはいないけど、彼らの”ふん” or ”おしっこ”も浴びまくりです。用意されている専用のトイレはないので飛んでいる最中に黄色いのを落とします。私の帽子や服・水筒にもいつの間にか付いているので、最初はがーんと嫌な気分になりましたが仕方がありません。生理現象だし、カラスのように計算して人間におしっこやふんを落としているわけではないしなあ。(小学生の時に遠足で、お弁当を広げた瞬間にカラスからフンを落とされて結構根深い嫌悪感がカラスにはあります)
蜂は花粉を大量に吸い込んで?いる、摂取しているんでしょう。花の花粉が黄色なので、出てくる色も黄色で驚いたというか納得というか。

出荷するいちごはフンが付いていないものをちゃんと選ぶのでご安心ください。

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雨の日は箱から1匹も出てこないこともあれば、出てきたとしても、え?蜜を吸いながら死んでるの?と心配になるくらい動きが鈍い。1月2月、いくらハウスの中と言っても寒かったのでしょう。
そうかと思えば、啓蟄の日にはありえないくらいキレッキレな動きを見せてくれたり。

*どちらも5秒ほどの動画です。ぜひご覧ください!親バカです・・・



肝心な収穫量ですが、今年は大きな実ができたことで出荷量が増えた!とのことで本当に安心しています。私のバイト代でマイナスになっては困るし、心苦しいし。1パックは何粒、というよりg数で出荷されるので1粒の重さが大きい方が、農家さんはパック詰め作業が苦労しなくてすみます。

先の記事にも書きましたが、私の作業は収穫ではなく手入れ作業。その手入れ作業でイチゴの実は大きくなっていったんです。葉の状態もよく、農薬をかける回数も減ったそうです。(自慢ではありません、がんばってくれたのはいちご達)わーい!
薬で実を大きくする方法もありますが、やはり人の手を入れて摘果・摘花したほうが間違いがないというか、確実。という認識と知識が私とYさんの中にできたので、また来年も来てね!約束はできないけどまた来ますね!ということになりました。


来年の鹿児島県志布志市のいちごパックを見かけたら、この記事のことを思い出していただけたらうれしいです。

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恋のボルテージ、ワン・ツー・スリー  by さがほのか

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