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今年のパワーワード大賞は介護脱毛。

今年のパワーワード大賞、ハエある第一位は介護脱毛です。
パワーワード大賞なんていう言葉、この介護脱毛という言葉を聞くまで思いもつかなかった。世に知られる流行語大賞と並べて報道して欲しいレベルで衝撃だった。


介護脱毛。
それは、将来介護されるであろう人間が予め陰毛を処理しておくこと、だ。

具体的に説明しよう。
寝たきり老人になる。オムツをはく。大便をする。拭き取り切れない。次のお風呂の時までずーっと大便が毛に絡まったまま放置。だから予め下の毛を無くしておこうっていう話。動けなくなる前に。

理由を聞けば、確かに。なるほど。と思える。
でも同時に、とうとうそんな時代に突入したのかというショックに襲われる。

あの頃、思春期だったあの頃。「大人になったら絶対全身脱毛するぞ」と思っていたあの頃。結局できなかった脱毛。しなかった脱毛。この年になってVIOの脱毛を夫と共に真剣に考えなければならないなんて想像もしていなかった。


今、日本の高齢者の人口比率は二位のイタリアを大きく引き離して世界一位だそうだ。
そしてこの状態が2045年まで続くという予測も立っている。
つまり日本はあと25年間、今生まれた子供が社会人として生きていけるようになる頃までずーっと高齢者の人口比率が世界ナンバーワンであり続けるわけだ。
長寿大国にっぽん。こんな嬉しいことはないよ。
長寿大国にっぽん。こんな絶望をあと25年も味わうのか。
寝たきりになって誰かに便を処理してもらう未来を想像しながら生きるのか。
そのためにお金を使うのか。
そのために働くのか。
若者が絶望したって責められないよ。


そのうち、介護脱毛に保険が適用されるようになるのかな。
だったら、若いうちに全身脱毛させて欲しいな。
ていうか、進化の過程で生えてこなくならないかな。
下の毛って、頭皮に移植してもカーリーなのかな?


おわり。

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