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3年『なんにも仙人』【勤労、公共の精神】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は『3年「なんにも仙人」【勤労、公共の精神】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。
勤労、つまり働くことの意義を考えます。
働くというと、
給与が発生する仕事を思い浮かべますが、
それだけではありません。
子どもにとっても「働く」ことは
身近な物です。
例えば係の仕事、給食当番、委員会などです。
また、働いたらお金をもらう労働もありますが、
ここではもっと広く、ボランティアなどの
無償の労働も含みます。
そう考えると、働くって広い意味がありますね。
働くことはどんな意味があるのでしょう。
本当の仕事とは、いったいなんでしょう。
今日は仕事について考えていきましょう!
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
C 主として集団や社会との関わりに関すること
「勤労、公共の精神」
3・4年の目標・・・・
働くことの大切さを知り、進んでみんなのために働くこと
3年生「なんにも仙人」(日本文教出版)
あらすじ
仕事をせず、遊んでばかりのなまけものの太助(たすけ)が道で、壺から出てきた「なんにも仙人」に出会った。
なまけものな性格を気に入られ、仙人は太助の家に住み着いた。
不思議なことに、太助が遊んで帰ると仙人は次第に大きくなっていった。
ついに家からはみ出すほどの大きさになってしまった。
太助は近所のおじさんに進められ、畑仕事をはじめました。仕事はつらいけれど、今まで遊んでばかりいたので、かえって「面白い」と思いました。
すると仙人の体は小さくなっていました。
太助が仕事を面白がって働けば働くほど、仙人はどんどん小さくなりました。
ある日家に帰ると、仙人はいなくなっており、壺の中に真っ白なお米がぎっしり入っていました。
2 内容項目と教材
①内容項目を読み取る
改めて目標を確認します。
『働くことの大切さを知り、進んでみんなのために働くこと』とあります。
「進んでみんなのために」ですね。
積極的に係活動などに取り組むことは、
「進んでみんなのために」です。
では、先生にほめられたいから、
係活動に積極的に取り組むことは、
本当に働いていると言えるのでしょうか?
自分がすごいところを自慢したいから、
係活動に積極的に取り組むことは、
本当に働いていると言えるのでしょうか?
もちろん、仕事に対する動機は人それぞれですから
これらが否定されるものではありません。
でも、もっと大切にするべき仕事の意義がありそうです。
それが、目標の前段、
「働くことの大切さを知り」なのです。
自分のしたこと(仕事)が、だれに、どのように、役に立っているのか。
仕事をすることは、自分にとってどんないいことがあるのか。
これらの意味を、この教材を通して考えることが、
授業の核になります。
②太助にとって仕事とは
太助にとって、仕事はこれまで経験したことがなく、
やってみると面白いと感じました。
なぜ、太助は「面白い」と感じたのでしょうか。
ここが、1つ大きな考えるポイントとなります。
仕事は、
・人の役に立つ貢献的意義
・社会に役立つものを生産する生産的意義
・自分の能力が向上する自己成長的意義
などの意義があります。
太助は仕事をして、このどれに当てはまったのでしょうか。
それを子どもたちと考えてみたいですね。
③なんにも仙人は何を象徴しているのか
「なんにも仙人」は、太助がなまければなまけるほど体が大きくなっていきました。
これは、何を表しているのでしょうか。
太助がなまけると、大きくなるものとはなんでしょうか。
なぞなぞみたいですが、子どもたちと考えてみたいですね。
・太助の仕事をしたくないという心?
・太助のなまける心?
・太助の遊びたい心?
なんにも仙人は、太助のなにかの心を象徴しています。
答えは1つではありませんが、子どもたちの中で納得解を出したいですね。
また、なんにも仙人が大きくなったら、本当に困るのでしょうか?
なんにも仙人が大きくなって、いいことはないのでしょうか?
言い換えると、太助の◯◯な心が大きくなったら、全くうれしくないのでしょうか。
子どもたちと考えてみたいですね。
3 導入
T:教師 C:子ども
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