3年『係の仕事に取り組むときに』【勤労】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は『3年「係の仕事に取り組むときに」【勤労】の授業はこうする!』
このテーマで教材解説をします。
勤労、つまり働くことの意義を考えます。
働くというと、
給与が発生する仕事を思い浮かべますが、
それだけではありません。
子どもにとっても「働く」ことは
身近な物です。
例えば係の仕事、給食当番、委員会などです。
また、働いたらお金をもらう労働もありますが、
ここではもっと広く、ボランティアなどの
無償の労働も含みます。
そう考えると、働くって広い意味がありますね。
働くことはどんな意味があるのでしょう。
本当の仕事とは、いったいなんでしょう。
今日は仕事について考えていきましょう!
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
C 主として集団や社会との関わりに関すること
「勤労、公共の精神」
3・4年の目標・・・・
働くことの大切さを知り、
進んでみんなのために働くこと
3年生「係の仕事に取り組むときに」(光村図書)
「係の仕事に取り組むときに」あらすじ
遊び係の真由は、みんなの意見を聞いて
週に1度みんなで遊ぶことを計画する係です。
しかし、最近は意見がありすぎて決まらなかったり、
おもしろくない、という意見も出たりして、
真由は面倒だと思い始めました。
1学期に同じ係をしていた集平に相談しました。
すると、
ぼくは( )だから、遊び係の仕事は大切だと思う。
と言われ、真由はスッキリした笑顔になりました。
2 内容項目と教材
・この内容項目の目標は、
『働くことの大切さを知り、
進んでみんなのために働くこと』とあります。
・「進んでみんなのために」ですね。
積極的に係活動などに取り組むことは、
「進んでみんなのために」です。
・では、先生にほめられたいから、
係活動に積極的に取り組むことは、
本当に働いていると言えるのでしょうか?
・自分がすごいところを自慢したいから、
係活動に積極的に取り組むことは、
本当に働いていると言えるのでしょうか?
・もちろん、仕事に対する動機は人それぞれですから
これらが否定されるものではありません。
でも、もっと大切にするべき仕事の意義がありそうです。
・それが、目標の前段、
「働くことの大切さを知り」なのです。
・自分のしたこと(仕事)が、
だれに、どのように、役に立っているのか。
仕事をすることは、
自分にとってどんないいことがあるのか。
これらの意味を、この教材を通して考えることが、
授業の核になります。
・また、前回の「マリーゴールド」のまとめから
積み上げる授業を意識しましょう。
☆仕事には想像力が大切
☆いい未来を考えて働く
☆自分の仕事をすると、喜ぶ人がいる
・この部分が導入となり、
この価値に加わるものがないかを
今回の授業で探っていくのです。
・教材の一部分が空白になっているめずらしい教材です。
さすが光村図書の教科書!という感じです。
・大切なことは、この空白部分を当てることが正解ではなく、
空白の言葉を考えて、多くの意見を聞くことで、
仕事に対する多くの視点に気付くことです。
・正解を求めるための教材ではありませんので、
注意をしましょう!
3 導入
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