中学1年「カメは自分を知っていた」【向上心、個性の伸長】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は
中学1年「カメは自分を知っていた」【向上心、個性の伸長】の指導案はこうする!
このテーマで教材解説をします。
個性の時代と呼ばれるようになりました。
昔に比べて今の時代の子どもは、本当に個性豊かです。
では、個性とはなんでしょうか。
個性はどうやって見つければいいのでしょうか。
今日は、『個性』について教材解説で考えていきましょう!
今日の記事で考えていきましょう!
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
A 主として自分自身に関すること
「向上心、個性の伸長」
目標・・・・・自己を見つめ、自己の向上を図るとともに、個性を伸ばして充実した生き方を追求すること。
「カメは自分を知っていた」(光村図書)
知っているだろうか。
「ウサギとカメのお話を」
中学校で、百人一首大会が行われた。
クラスの予選で、私、美麻は、里子に負け、
クラスの代表を逃した。
帰り道、美麻がぼんやりあるいていると、
隣のクラスの耕司が声をかけてきた。
耕司は百人一首大会の代表になった。
耕司は行った。
小学校のとき、美麻は百人一首をクラスで一番に暗記できた。
だけど、里子もすごく頑張っていた。
自分だけのノートを作って、百首分、意味も自分で調べて書いていた。
耕司はウサギとカメの話を思い出したと言った。
里子の地道ながんばりを褒め称えているように感じられて悔しかった。
でも、耕司は否定した。
「カメは自分を知っていた。僕はそう思うんだ」
といった。
2 内容項目と教材
「特徴」とは
小学校の「個性の伸長」の目標には「特徴」とあります。
似たような言葉に「特長」があります。
2つのちがいは次のとおりです。
特徴・・・他と比べて特に目立ったり、他との区別に役立ったりする点。
特長・・・すぐれた(=長)特徴。
つまり、特長は長所に特化しているのに対して、
特徴は長所も短所も含んでいるということです。
自分の長所は、なかなか気付かないものです。
「ウサギとカメ」の寓話と
美麻と里子の関係が
リンクするように書かれています。
対比して考えやすい教材ですね^^
ウサギとカメのお話と2人の関係。
・似ている部分はなんでしょうか。
・ちがう部分は何でしょうか。
この「違い」を意識できると、視野が広がりますよね。
また、耕司から「ウサギとカメの話を思い出した」と言われて
美麻はカメのことについて考えます。
カメと里子、
ウサギと美麻、
どうリンクするのでしょうか?
授業の準備として、
教師自身がどう思うか、それはなぜか、
の答えももっておくと、
子どもの意見に「なるほど」と思えるはずです。
現在の自分を把握する
「とにかく必死に学べばいい」
「結果が全て」
「目の前のことに一生懸命になるほうがいい」
これまでの人生で、たくさんの価値観をもってきた子どもたち。
この教材を読む前は、上記のような考えをもっているかもしれません。
でも、この教材の里子から
それだけではない、と気づかせてもらえるわけです。
つまり、
「自分は◯◯だと思っていたけど、●●なんだ」と
気づくチャンスがあるわけです。
その過程で「現状の自分を把握する」ことになります。
今の自分を認識して、
理想の自分を認識できれば
目標にもある「自己の向上」をしようという意欲が高まってくるのです。
友達同士で意見を交流しますが、
それは優劣をつけることが目的ではなく、
自分の考えから、さらに視野を広げることが目的です。
視野が広がる瞬間を大事にしよう。
そう伝えて話し合い活動に入りたいですね。
3 導入
T:教師 C:子ども
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