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5年『マンガ家 手塚治虫』【個性の伸長】の指導案はこうする!

こんにちは。
今日は『5年「マンガ家 手塚治虫」【個性の伸長】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

個性の時代と呼ばれるようになりました。

昔に比べて今の時代の子どもは、本当に個性豊かです。
では、個性とはなんでしょうか。
個性はどうやって見つければいいのでしょうか。

今日は、『個性』について教材解説で考えていきましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

A 主として自分自身に関すること
「個性の伸長」
5・6年の目標・・・・自分の特徴を知って、短所を改め長所を伸ばすこと。

5年生「マンガ家 手塚治虫」(日本文教出版)

あらすじ
マンガ家の手塚治虫さんは子どもの頃からマンガが好きでした。
しかし、体が小さく、運動も苦手でした。
マンガを描いていることに劣等感もありました。
しかし、小学5年生のときに、担任の乾先生が「君はおおいに自分のよさを伸ばしなさい。」と言われて、自信がつきました。

医学生の頃、マンガ家になろうか悩んでいた手塚さんは、お母さんに相談すると、
「マンガが好きならマンガ家になりなさい。」と言ってくれた。

40年以上もマンガ家として活躍した手塚さん。めげそうになることもありましたが、そのたびに自分を奮い立たせ、マンガを書き続けました。
真剣なメッセージを込めて描き上げたマンガは、世界中の人に読まれ、愛されています。

2 内容項目と教材

目標には「特徴」とあります。
似たような言葉に「特長」があります。

2つのちがいは次のとおりです。


特徴・・・他と比べて特に目立ったり、他との区別に役立ったりする点。
特長・・・すぐれた(=長)特徴。

つまり、特長は長所に特化しているのに対して、特徴は長所も短所も含んでいるということです。
自分の長所は、なかなか気付かないものです。

手塚さんも、自分の「マンガが得意」という長所には目が向いていませんでした。
反対に、「体が小さい、運動が苦手」という短所を見て、劣等感を感じるほどでした。

しかし、担任の乾先生が手塚さんの長所を指摘してくれた。
この部分だけでも、十分この教材は考える価値がありますね。

・なぜ、乾先生は手塚さんの得意なことを見つけたのでしょうか。
・なぜ、先生は手塚さんを励ましたのでしょうか。
・手塚さんの劣等感が大きかったら、先生の言葉は耳に入らないのではないでしょうか?
・手塚さんが乾先生のことを信用していなかったら、手塚さんは乾先生の言葉をどのように受け止めただろうか。

へりくつを言っているような発問ですが、ここは大切なポイントです。

乾先生は、手塚先生の人生のターニングポイントになったと言っても過言ではありません。
では、なぜターニングポイントになったのか。
それを子どもたちとじっくり考えたいですね。

いい先生やいい大人に出会って、その一言で将来の方向性が決まることは、めずらしい話ではありません。
でも、なぜか手塚治虫さんのような偉人だと、とてつもない奇跡のように思えてしまう。
しかし、そんなターニングポイントとなる瞬間は、誰にでも訪れます。

自分が本当に好きなものがあって、
それに時間を忘れるほど熱中していて、
他の人がそれを長所と認める。


これは逆に言うと、
好きなものがなんなのかはっきりせず、
やらされているから決められた時間だけやり、
長所と言うほどのことでもない

このようなことは、取り組んでいる姿は、他の人からはあまりいい姿としては見られないでしょう。
手塚さんは、本当に好きで熱中していて、劣等感を感じても、「マンガを好き」という気持ちが消えなかった。

このぐらい、マンガに対する気持ちが高まっているから、先生の「自分のよさを伸ばしなさい」という言葉が心に残ったのでしょう。

つまり、長所を伸ばすには、
『自分の長所を認めてくれる大人との出会いが必要』なのではなく、
『何があっても続けたいぐらい好きなことが、今の自分にあることに気付く』
ことが大切なのです。

これがこの内容項目の真髄であり、大事なポイントなのです。

これがそのまままとめになるといいですね!

3 導入

T:教師 C:子ども

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