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きし とうか (小説&写真)
2015年7月7日 20:37
一人で飲みたくて店を探していた。 適当な居酒屋に入り、適当なつまみと生ビールを頼んだ。それは普段男に混じって当然のように仕事をしている私にとって、あまり珍しくもない行為だったのだけれど、案内されたカウンターの席の、たまたま隣に座っていたあなたは違ったようだ。「この店に一人、女性なんて珍しいね。どこから?」 と、あなたは気楽に私に問いかけた。 枝豆とビールが届いて数分が経っていた私は、乾