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2024_0224_本読み

<1222字>

冒頭の写真:
今日(24日)は満月、そして今年の「最遠の月」だそうです。
昇り始めた月は雲で歪んで、ますます小さいです。


2月24日(土)は以下を読みました。


『巨匠とマルガリータ』 
ブルガーコフ 著

集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ

毎回だいたい15〜17分くらい読んでします。今日のところは、ずーっと暖炉の穴から現れ続ける、過去の危ない犯罪者や、大量殺戮をした昔の王様などなどの群れ群れ群れ、の描写でした。
「悪魔の大舞踏会」ですから。
大量の人が女王マルガリータの右の膝にキスしていくので、マルガリータはそこが痛んで疲れ切ってしまいました。

(音読した人:山崎)





『犬が星見た』 武田百合子 著

岩波文庫

レーニン廟の見学。保存されてるレーニンを見て
                                                                          〈 あれはミイラではない、蝋人形だ 〉

という内容を、著者、竹内さん、著者、竹内さん、と4回も繰り返して言ってました。また、

〈 老人に倣って、合掌瞑目した。すると涙が眼の裏に湧いた。もしこれが本当の木乃伊ならば、レーニンが気の毒で。 〉

という述懐がありました。確かに一人の人としたら、死んで後もずっと人目を浴び続けるのは気の毒と、山崎も思います。

(音読した人:きよもとさん)





『科学と宗教と死』 加賀乙彦 著

集英社新書

大学で犯罪心理を研究し、囚人の心理を研究してみたい、と東京拘置所に就職。無期囚と死刑囚の違いに焦点をあてたり、多くの囚人の心理が時間の経過でどう変わっていくか、などの研究をしていきます。
英語だとプリゾニゼーションという現象、初耳でした。著者はそれを「刑務所ぼけ」と訳しました、と書いていました。
死刑囚は限りある命を集中して生き、無期囚は変化のない日常に退屈する感性すらも退化させて「刑務所ぼけ」に陥っていくという観察結果。
確かにそうなるだろうな、と、普段想像しないことを思いました。

(音読した人:こいでさん)





『芭蕉七部集』  中村俊定 校注

岩波文庫
『猿蓑』
☆                   
今日の三句には、月が出ました。

〈 三ケ月にフカのあたまをかくしけり  之道 〉
〈 粟稗と目出度めでたくなりぬはつ月よ   半残 〉
〈 月見せん伏見の城の捨郭すてぐるわ   去来 〉

三日月、はつ月よ(注によると旧八月の四、五、六日ころの月)、月見(中秋の満月)というふうに月が満ちていく流れがそのままに並んでいました。

初月夜、が気になりいろいろ検索すると、どうやら八月初めころの月、ということらしい。ここの注は、月の満ちる順に句が並んでる、と意識した注なのだろう、と想像しました。中秋の名月を迎える前の、ということで八月のはじめの月だけが「初」月なんでしょうね。

(音読した人:山崎)

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