2021_0911_本読み

9月11日(土)は、

山崎
1、『ドラッカーと論語』安冨歩 著、東洋経済新報社、第1部ドラッカー思想の本質、
第3章イノベーション〈学習〉 
事実を受け入れて、意味を汲み出す 
「シェア」はイノベーションを起こさない
マーケティング+イノベーション=マネジメント
(1168から1304/2724)


論語の引用は以下。
(『論語』金谷治 訳注、岩波文庫で読み下しを読んでみたりしているのですが、本書とでは番号が少し違うものがずいぶんあります。参照元が違うのでしょうね。)

・為政第二、二四
・子罕第九、二八
・衛霊公第一五、二二
・憲問第一四、四二
・陽貨一七、七

セクレタリアート(企画部)ということばが出てきました。
組織が大きくなりトップマネージメントのやることが増えた状況で、それを補佐する役目と書いています。

山崎は組織に居なくて個人で仕事をしているので、組織のマネジメントがあまり想像できないのですが、今日読んだところは、個人の感覚を大切にするように、ということだと読みました。
セクレタリアートの役目は、トップマネージメントとやりとりすることで、何が目的か、何をすべきか、ということに常に注意を払う、ということだと思います。

この本の少し前にも書いてあって共感したのが、一人一人の感覚は、非常に違っている、ということ。人間は自分個人の感覚しかわからないのです。しかしそれは感じているだけです。だから、何か表現して、他人の反応を得ない限りは自覚できないです。このような「他人」の役目を常に行うのが、セクレタリアートなのではないか、と思いました。

山崎のように個人活動をしてる場合、自分の感覚をいつも外に出して、反応してもらって、自分を知っていく必要があります。決まったセクレタリアートがいる居ないにかかわらず。



めいさん
2、『節英のすすめ』木村護郎クリストフ 著、萬書房、2、 9.11と英語  英語の「安全神話」の崩壊(457~552/3674)


アメリカの9.11のテロの原因の一つとして、現地のFBI(アメリカ連邦捜査局)の捜査官の外国語力の不足により、アラビア語情報を見逃していたという事実が上げられていました。
そこで、9.11以降、戦略的に必要な他言語の教育の強化が図られているとのことです。英語により多くの情報が得られることに慢心してしまったという反省です。
もちろん、複雑な事情が絡んで起きたテロには違いないけれども、このように言語的な側面があるのは事実、というのはそうでしょう。
ここでは、多くのアメリカ人が英語だけを話す人のように書いてました。

自分のことを書くと、山崎の親しいアメリカの友人は日本語をスラスラに話し、その周りにいる人たちも多言語的です。
そもそも、彼女の方が私を(手製本仲間として)見つけ出してメールをくれて知り合いました。そんなアプローチをできる人はどこの国でもそうそう多くはないんでしょう。

などと、読み終わった後で、今日で20年と、きよもとさんが仰ったので、そうか!と初めて気づきました。そうか。


きよもとさん
3、『アインシュタイン 時をかけるネズミの大冒険』トーベン・クールマン 作、金原 瑞人 訳、ブロンズ新社
半分くらいまで


丁寧な絵、丁寧な展開、チーズのイベントにまる1日遅れてしまった子ネズミは一体どうなるのか、どういう解決があるのか、次回が非常に楽しみです。

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