2021_1125_本読み

11月25日(木)は下記を読みました。


山崎
『声で楽しむ日本の詩 和歌・俳句篇』大岡信/谷川俊太郎 編、岩波書店

登場の歌人:中城ふみ子 塚本邦雄 上田三四二 岡野弘彦 大西民子 山中智恵子

短いことばで、重いというのか、ハードな内容が、端的に表現されるので、結構きついです。どう生きたかを解説の短文で読み、そして、ほんの一二首が採られているわけで、ますます、そういう気分になるのであろうと思います。




こいでさん
『振り子と坩堝』埴谷雄高 著、未来社
「うちの先祖」昭和42年8月20日東京新聞

般若、が本名だったと知りました。






はやしさん
『ちいさな魔女とくろい森』
石井 睦美 作、 岡田 千晶 絵、文溪堂

ナウシカとか魔女の宅急便を思い出しました。現代では、魔女は「いいもの」なのが、なにか逆転を感じます。





めいさん
『節英のすすめ』
木村護郎クリストフ 著、萬書房、
第2部 節英はどのようにできるのか
8国際語としての英語とどうつきあうか
共通語(国際語)よりも現地語優先で(subsidiarity)
(2059~2102/3674)

単純に言うと、その場で、お互いに、一番つたわりやすい言葉を使いましょうということです。もしもあなたが出かけて行ったその土地のことばを少しでも使えるのならそれを使うのが一番。英語はいわば「非常手段」とも書いていました。




きよもとさん
『銀の匙』中勘助 作、新潮文庫
後編 五 六

兄の教育的配慮お節介介入がつづき、苦しいなあ、と感じます。波の音が変に、ますます、いやな感じで、悲しく迫ってきます。





山崎
『芭蕉連句集』岩波文庫、42ページ、
十 星崎の(千鳥掛)

〈牛にれかみて〉
という表現があり、にれかむ、は反芻して噛むことでした。
また、知足の
〈市に出てしばし心を師走かな〉
は、別の連句での、素道の
〈市に入てしばし心を師走かな〉
を転用したもの、とあり、そんなこともするんだなーと、遊び心を感じました。

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