2023_1227_本読み
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冒頭の写真:
掃除機をサイクロン式のコードレスのに買い替えました。
コンセントの位置関係なし、軽くて片手で扱える、LEDで暗いとこのゴミが良く見える、おっくうさが全然無くて、気になったらすぐ吸い取れます!
掃除が劇的に変わりました。
起き抜け、のどが痒くて、ふと思いついて、写真の掃除機ヘッドを使ってみました。ふとんからダニの死骸などを吸い取るためもので、だいぶ以前に買ったけれど、面倒くさくて全然使ってませんでした。
結果は、翌朝の鼻のすがすがしさがすごかった!
集塵ケースに吸った粉がはっきり見えるのも、実によいです。
今年の最後は大掃除ではなく、
いつもきれいにしておく体制、への移行でした。
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12月27日(水)は以下を読みました。
『巨匠とマルガリータ』
ブルガーコフ 著
集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ
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ソーコフは、専門医クジミン教授の診断をうけることができましたが、やはり言動を怪しまれ、精神科も紹介されます。
丁寧に診療したクジミンでしたが、診療費として受け取ったルーブル札は気づくとやっぱりウォッカのラベルになってしまい、黒猫がミルク皿とセットで現れたり、写真の額のガラスを砕く鋼鉄の嘴を持った雀が現れたり。クジミンも見事に、黒魔術連の中に巻き込まれてしまいます。
今年最後の本読みで、ちょうど第一部が終了。
〈 この夜、これからさき、どんなに驚くべきことがモスクワで起こったかをわれわれは知らないし、無論、あれこれと詮索するつもりもない。それでなくとも、この真実の物語の第二部に移る時が訪れているのだ。わたしにつづけ、読者よ。〉
という、急に書き手が〈わたし〉として登場する文で終わりました。
このドタバタ劇がどうなるのか、第二部楽しみです。
(音読した人:山崎)
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『犬が星見た』 武田百合子 著
岩波文庫
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ヤルタの6月23日続きます。
ヤルタ会議の現場を訪れます。この旅の目玉の一つ。なのに竹内さんは行きそびれてしまい、残念がっていました。午前中の観光は(彼にとっては退屈な)ミュージアムか何かでしょうよ、と伝えてしまった百合子さんは、申し訳ない気持ちでいっぱいに。
(音読した人:きよもとさん)
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『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集)
岩波文庫
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子規の5通目、明治25年10月7日。漱石の27通目、11月20日。
ひさびさに見る、子規の手紙は、ごく短く、大磯に来ていることを伝えるもの。漱石の27通目も短く、子規が妹と母親とともに東京に転居してきたことを歓迎するもの。
この章の冒頭を確認し、このあと12月に子規は日本新聞に就職します。そのための母と妹をともなった上京なのかな。
(しらべると、喀血して子規が「子規」を名乗ったのは明治22年のようです。介護も必要ということで、母妹も一緒の転居なのだろうと思いました。)
(音読した人:めいさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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〈 加賀の全昌寺に宿す
終夜秋風きくや裏の山 曾良 〉
奥の細道で、芭蕉と別れたあとに曾良の詠んだ句。蕉門の人たちには、あああの時の、と味わい深いのだろうな、と思いました。
前回のおわりから、猿蓑 巻之三 秋 に入りました。
句集は、冬から四季をめぐって秋で終わるのかな、となんとなく思っていましたが、そうではなく、冬夏秋春、の順なのですね。春で終わるのは連句も同じだったな、と思い出しました。
(音読した人:山崎)
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