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2022_0904_本読み

<1058字>

冒頭の写真:
ジョギングする緑道脇の地面です。
ここは、いつもビルの影になっている区間で、そのせいか下草がわりに少ないです。
それで露出した地面があり、その数カ所がご飯粒とか石灰とか撒いたみたいに、白くなっていました。
カリフラワーっぽさもありますね。

寄って拡大モードで撮ると珊瑚みたいな模様が見えます。

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これは何なのだろうか。
もしかしたら、〜〜ツノホコリというような菌類の仲間なのか?と思いました。



9月4日(日)は以下を読みました。

『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著

福岡伸一 訳
早川書房
第 11 章 世界の再構成リウィーヴィング 369ページまで

 目の巧妙な補正機能が説明されていました。山崎はつい「補正」と書きたくなったけれど、実際にはそんな言葉よりも、あらたに像が作られるのだ、というのはいろいろの実験で明らかなのです。

別の本で、ウサギの目の動きや山羊の目の動きを説明したものがあったのだけれど、生き物の見る仕組みって、本当にものすごいです。

(音読した人:山崎)





『畏るべき昭和天皇』    松本健一 著

新潮文庫
天皇の戦争責任その1 
「太平洋はなお広いではないか」

太平洋戦争をはじめてしまった、というのは歴史の事実。
開戦派の楽観的な発言記録の数々に対し、天皇は開戦に反対だったという気持ちはわかりましたが、明快に反対を表明したわけではなかったです。

この4年前、日中戦争開始時に陸相として「4ヶ月で終わる」と発言した杉山元が、今度も「南洋方面は3ヶ月で」と発言。
それを咎めたのが、節のタイトルとなっている天皇発言。

(音読した人:こいでさん)





『塩一トンの読書』    須賀敦子 著

河出文庫 
麦畑の中の赤いケシの花

筆者がまだ、イタリアを通り過ぎるだけの旅人だったころ、美しさに感動して眺めた赤いケシのある麦畑の景色。その気分がイギリス人作家の「眺めのいい部屋」という文章や映画の中に再現されてありました。

現地住まいが長くなった後、
「サンロレンツォの夜」という映画の、一つのケシもない美しい麦畑を見て、筆者は、その意味を深く取ってしまっている自分を感じていました。

文学と人間が深みを増していく様子を、苦味をもって感じました。

(音読した人:きよもとさん)





『学問のすゝめ』  福沢諭吉

岩波文庫 解題 小泉信三

(音読した人:めいさん)







『芭蕉連句集』  中村俊定・萩原恭男 注

岩波文庫、
三九 いざ子ども(智周発句集)133~137ページ

(音読した人:山崎)




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