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2022_0613_本読み

<1207字>

冒頭の写真:
アメリカオニアザミの花が咲き出しました。

花もたくましい茎葉も種もすべて美しいです。

が、

これにはびこられたら、普通の服装ではとても除草できません。すごく大きくなるし、葉の棘が鋭くて痛いから。

山崎はこれの種(この写真でも左下に一つ見えてます)を作品にしばしば使っています

上で「茎葉も美しい」って書いて、思い出しました。

スコットランドの国花はアザミ。
以前旅行してお土産に買ったショートブレッドのパッケージの線画が、この葉にすごく似てました。

ちょっと苦労して学名を検索。
Cirsium vulgareというのがもともとの、 スコットランドのアザミ、だとわかりました。
それがまさにドンピシャリ、このアメリカオニアザミのことでした(名前はアメリカだけど、実はヨーロッパからの外来雑草なのは前に調べて知ってました)。

なんか嬉しい。

(世間的にも、自然を大事に思ってる人たちにとっても、困った環境撹乱外来生物ですけれどもね。)



6月13日(月)は以下を読みました。
山崎が遅刻してしまったため、少ないです。

『学問のすゝめ』 福沢諭吉 著


岩波文庫
十三編 怨望の人間に害あるを論ず

〈人民の言路を塞ぎ、その業作を妨ぐるは(中略)毒を流すこともっともはなはだしきものなれば、〉

と書いていました。

人に、しゃべらせず、行動も制限する、ということが最も毒である、と。

今の日本の最悪な空気感を言い当ててるように感じました。

忖度が当たり前で、空気を読むのも当たり前で、それに慣れると
言いたいことが見つからなくなってしまう。

これもまた、人間というものの性質なんでしょう。

(音読した人:めいさん)





『連句  :  理解・鑑賞・実作』  五十嵐讓介 著

おうふう
第三章 

前回、11日(土)に読んでいただいたのを、書き出すのに、時間が経ちすぎてしまいました。その結果、多分、13日(月)に読んでいただいたのも混ざって書いてるかもしれません。

初折の表六句で、抽象度の高い(つまり身近なものなどで、軽々しく変化を狙ったりすることが難しい)ものを要求することで、書の準備に墨を擦って、心を沈めるような効果がある、と言っていました。

(音読した人:きよもとさん)






『芭蕉連句集』  中村俊定・萩原恭男 注

岩波文庫、
三三 めづらしや(曾良俳諧書留)111〜113ページ

〈 山ソギ作る宮の葺替え 〉

「山殺」の注には、山で木材をけずること、とあります。
それで屋根を葺き替えるんですね。そして木の板でやるから、檜皮葺や茅葺ではなく柿葺というものかと思い当たりました。

改めて柿葺を検索すると、たくさんの美しい屋根が。
あまりよく認識してなくってお恥ずかしい限りですが、
あの美しいカーブの屋根って柿葺なんだな、と思いました。
(この間見た、琵琶湖の竹生島の極楽橋(大阪城の移築)↓もそうかな、と思いました

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(音読した人:山崎)


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