2021_1206_本読み

12月6日(月)は下記を読みました。

山崎
『声で楽しむ日本の詩 和歌・俳句篇』大岡信/谷川俊太郎  編、岩波書店☆
登場の作者:鬼貫 其角 嵐雪 去来

「によつぽり」とか「ひうひう」とかの擬音表現が面白かったです。また、俳諧で、相撲は秋の季語、とは初めて知りました。

「によつぽり」も「ひうひう」も、「にょっぽり」「ひゅーひゅー」と読めましたが、表記が今とは違っているのはいつからなんだろう、と思いました。明治?それとも、第二次大戦後?


こいでさん
『400字のデッサン』野見山暁治 著、河出書房新社
「椎名さんの借金ー森有正」

前回に増しての、何か、人間という生き物観察、と思い、聞いていました。

普通に考えたら「ひどい野郎」という行動も理由あってのことだなぁ、と。許される許されないとは、関係なく、人間はそう振る舞ってしまうのだなぁ、と、思いました。

20世紀なかば以前に、パリに行っていた人々というのは、階級としても特別な場合が多かったろうし、きっとある傾向があったのではないか、と空想しました。

いろいろ読んでいると、屡々「繋がった」と感じることがありますが、『節英〜』の中で少しでてきた、英語を日本の公用語にしようという提案をした森有礼(ありのり)は、この森有正の祖父にあたる人です。

その過激な欧化思想のためなのか暗殺で亡くなったと、このあいだ調べていて知りました。

欧米(そしてアジア)をどう扱うか、相変わらず日本の問題と思います。



きよもとさん
『銀の匙』中勘助 作、新潮文庫
後編 十九 二十

この岬のある海辺の場所は、千葉かな神奈川かなと思いながら、聞いていました(紀伊半島と房総半島は、黒潮でつながっていた、と聞いたことがありますし)。

もうあと何ページで読了という段になって、綺麗な女性あらわる、です。



山崎
『芭蕉連句集』岩波文庫、47〜50ページ辺
十二 磨なをす(浅草)

今日は、聲という字と、聟という字が出てきて、聲(こえ)はなんとなく知っていて読めたけれども「聟」は後で調べて「むこ」で、婿とか夫とかいう意味だとはじめて知りました。

知と耳でむこ。そのわけはなんなんでしょうか。

また、ここの繋がりは字形からの連想もあるのかな、と思いました。


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