2023_0531_本読み
<1288字>
冒頭の写真:
台風通過中は気分が悪く、しっかり寝ました。
たけのこがバンバン出てたのでとりました。まさに雨後のたけのこ。
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5月24日(水)は以下を読みました。
『あまりにロシア的な。』
亀山郁夫 著
青土社
第4章 記憶の冬、冬の記憶
3歴史の影ーー東欧から
ミラン・クンデラとキッチューーエッセー6
(251〜256ページ)
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学生のころ、キッチュということばは「へたうま」がほめことばなような、かっこいいほめ言葉だったなぁ、と思いながら読みました。クンデラは名前しか知らないです。
常に読書をしているうちのパートナーに言わせると「あなたは本を読まない人だった」ということです。クンデラを名前しかしらない、っていうところにその雰囲気が現れてるな、と、なんとなく思いました。
ちゃんと読んでるかは、かなり疑問ですが、最近はいつも本を「見て」はいる生活。
(音読した人:山崎)
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『日本幻獣図説』 湯本豪一著
講談社学術文庫
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かっぱに関するところ続きます。
錦絵の引用などがあって、カエルみたいなかっぱの相撲や、一コマ漫画的なのでは、放屁でかっぱ除けをしていたり、面白い。
今も昔も日本人は漫画がうまいなぁ、と感心します。
(音読した人:みこしばさん)
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『2023年版 夏井いつきの365日季語手帖』
レゾンクリエイト
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季語は 玉巻く芭蕉。
〈 風音のたかく玉巻く芭蕉かな 吉田冬葉 〉
芭蕉の木は知っているものの、新芽がどんなふうに「玉巻いて」いるのか、全然意識したことがないので、今度みたらチェックしよう、と思いました。
(植物好きなので、あの公園には芭蕉あるな、と知ってるので)
なんとなく、細長く巻いているイメージを持っているのですが、「玉」とはどんなふうなんだろうか。
(音読した人:めいさん)
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『俳句的生活』 長谷川櫂 著
中公新書
第11章 平気
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気になる章題「平気」。このことばを切り取って示されるだけで、ずいぶんイメージを喚起されます。
高浜虚子選の子規句集と大岡信選のそれとでは重なる句がとても少ない、というところに着目して、それぞれから10句ずつ紹介し、違いを浮かび上がらせました。
生真面目は俳諧の改革者から、滑稽でおかしみのある人物、と子規像がかわるのに100年を要した、という内容でした。
歴史を知るのはほんとうに面白いなぁ、と思いました。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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〈 はつしもの何とおよるぞ船の中 其角
歸花それにも(敷)かん莚切レ 同 〉
が印象的でした。歸《かえり》花は狂い咲きのことのことなので、それに対しても宴会やっちゃおう、っていう気分が楽しかったです。
まあ、そういう意味の取り方があってるか、確かめてないのでわからないのですが。
俳句(とか短歌)の中には、現代にも普通に「古文」が残って使われてる、ということがすごく面白いと、あらためて思います。
積読になっちゃってる『俳句がよくわかる文法講座』読みたくなってきました。
(音読した人:山崎)
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