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入門用アコースティックギターをエレアコにかえてみる (Yibuy Anthemコピー)

実家に転がっていたアコースティックギターを正月に回収してきたのでエレアコへの改造を試していきます。ちょっと投資してみるかと思えるほどには入門用のわりにしっかりできているし音も悪くない。

ボディの加工とピックアップ取り付け

取り付けるのはこれ。定番L.R.Baggs Anthemのパチモンですが結構使えると話題になって気になっていたやつ。入門機の改造には気兼ねなくできてちょうど良い。3Mの強力両面テープが各パーツについているので取り付けも楽。

Yibuy 55mm長さ ケーブル ブラック プラスチック&メタル A-TUR マイクイコライザー ピエゾ・ピックアップ調整 アコースティックギター用
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B075FPY5ZX

届いたキットはこんな感じで本家とよく似ている。「まあ、つけられるでしょ」ぐらいのノリで注文したので動画とか本家の取り付け方法を見ながら進めます。


まずは仮組みをして出音を確かめる

ワイヤレスシールドで音を拾っているところ


ピエゾ(銀色の線)を通す穴をサドルの下に開けていきます。後で気づいたのですがこの下にブレーシングが近くを通っていたり、コンデンサーマイクをこのサドルの裏側に固定したりするので位置はちゃんと確かめたほうが良い。あらかじめ「ここに穴をあけてね」というガイドが付いているものもあるみたい。

一応マスキングで保護
ピエゾに合わせて2.5mmの穴をボディ内部まで貫通させる


ボディお尻側のストラップピンを外して穴を拡張し、ジャックを取り付けます。リーマー穴を広げる→木工ビットで真っ直ぐな穴を開ける、を繰り返すと良さそう。最終的には直径12mmの穴を開ける。

ストラップピンは楽に抜ける
穴の周りの塗装割れを防止しつつリーマーで削る。そこからドリルで穴あけ
ジャックを取り付け
いつものやつで締める
取り付け完了。ストラップピンの役割も果たしてくれる


プリアンプ部を取り付け。ブレーシングの制約からあまり自由はきかない。避けて付属の両面テープで固定します。圧力をかけると全然ぐらつかない。


サドルの裏にコンデンサーマイク、サドルの裏からサドルの下に通すピエゾを取り付けてプリアンプ部とつなぎます。このギターの場合はマイクの取り付けられる位置が限られていたのとすぐ横からピエゾも表面に通すのであまり余裕なし。が、うまく干渉は避けられて無事取り付けできた。

この位置の裏に固定
裏からピエゾを出してきたところ。チンアナゴ感
ピエゾが1~1.5mmの厚みがあるのでその分サドルを削ります


9V電池ケースは重いのでネックブロックに、という話を聞いたので真似して行きます。確かにここが一番影響少なそう。

配線を内部でまとめて動かないようにして、弦を張ったら完成。
僕はアコギそんなに弾かないので、サビ耐久性重視でElixerを張ります。

完成!重くなるでも演奏の邪魔になるでもなく、悪くない


テスト動画。アコギを録ったのははじめて。音作りとかまだ何にもわからないけれど、悪くないしこだわる場面じゃなければ普通に使える印象。試すには十分。


番外編

せっかくなのでピックアップのセット前にネックまわりをメンテナンス。低価格モデルにありがちなフレットの引っ掛かりを削って、フレット全体をポリッシャとミニルータ+羊毛バフで磨いていく。

全部手で磨くのはしんどいので文明の利器に積極的に頼っていく所存

磨き終えてケンスミスのWAX POLISHを塗布したところ。状態はわりと良くなってきた。

KEN SMITH ( ケンスミス ) / CLASSIC WAX POLISH
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/48714/


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