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Premiere Pro/After Effectsに最適なシステムについて調べてみた

Windowsを導入してから、Macとは違い、細かな性能面が気になりだしてるこの頃です。

▽導入したWindowsパソコンのスペック
CPU(Multi Core)13935pts
CPU(Single Core)1331pts
MR Ratio 10.47x
Processer:Intel Core i9-10900KF CPU
Core × GHz:10 Cores, 20Threads @ 3.7GHz
OS:Windows 10,64Bit,Professional Edition (build 19041)
メモリ:64GB
HDD(内蔵):SEAGATE ST8000DM004(SATA3 8TB 5400rpm 256MB)
SSD:Intel 660p SSDPEKNW010T801(M.2 2280 NVMe 1TB)
グラフィックカード:ZOTAC 9288-4N500-000ZS (RTX2070SUPER8GGD61H3P)

これに対して、Adobeのページに記載されている内容は以下でした。
(最終公開日:2020年5月9日付けでAdobeが公開している内容に基づいたものです。)

映像制作システムを検討する場合、メモリ、ストレージ、グラフィックス、プロセッサーの 4 つの要素について検討する必要がある。

■メモリ
少なくとも 32 GB のメモリが必要(128 GB 以上を推奨)。

■ストレージ/ハードドライブ
ソリッドステートの NVMe または SSD ストレージを使用。
高速 RAID アレイを使用しない限り、ハードディスクで HD/4K ビデオの制作に必要な処理速度を得ることはできない。
・Thunderbolt 3.0 接続の NVMe フラッシュメモリドライブ推奨
・USB 3.1 接続の SSD ドライブも良い選択肢。このドライブには 4TB の制限がある

■グラフィック
GPU は画面へのレンダリングとエクスポート処理で使用され、ビデオ制作の優先領域。
・Premiere Pro は GPU のメリットを利用するように設計
・After Effects も GPU を使用するように最適化
・4 GB 以上のメモリ(VRAM)を搭載したグラフィックスカード
・(オプション)eGPU を含む複数の GPU を使用すると、レンダリングとエクスポートを高速化

■プロセッサー/GPU
After Effects の場合、CPU のクロック数が問題になり、Premiere Pro の場合はコア数が問題になる。
両方のアプリケーションを最適な状態で使用するには、8 コアの高速 CPU を使用。
・Intel の Core i7、Core i9、あるいは AMD の同等のプロセッサーを強く推奨
・少なくとも 3.2 GHz 以上のクロック数が必要
・Premiere Pro の場合、8 コアが理想的。これより多いコア数にも対応しているが、これ以上のコア数にしてもパフォーマンスが大幅に向上するわけではない。
実行する操作にもよるが、8 コアの場合、Premiere Pro は 93~98% の効率で動作。

【システムのアップグレード】
Premiere Pro と After Effects の両方のパフォーマンスを向上させるためにシステムをアップグレードする場合、メモリを増設するのが最も簡単で、効果的な方法。

Premiere Pro システムをアップグレードする場合は、次の順番で行う。
1. RAM の増設 - マザーボードで対応している場合は、最大で 128 GB まで増設。
2. GPU の高速化(または GPU の追加) - レンダリングとエクスポートを高速化します。
3. より高速な NVMe/SSD ドライブの使用(あるいはドライブの増設)
4. CPU の高速化

After Effects システムをアップグレードする場合は、次の順番で行う。
RAM の増設。最上位システムの場合は 128 GB を推奨。
1. より高速な SSD/NVMe ドライブの使用(あるいはドライブの増設)
2. GPU の高速化(または GPU の追加) - レンダリングとエクスポートを高速化します。
3. CPU の高速化

以上から、Premiere ProとAfter Effectsに限ったストレスのないパソコンにするための最優先は、メモリの増設。
64GBを128GBに。

ストレージは、システムはSSDですが、制作データは内部HDD。
外付けでもSSDに制作データを保存する方が良いようです。

グラフィックは8GBあるのでクリア。

プロセッサは10コア、3.7GHzあるのでクリア。
但し、8コアが理想的だそうですので今後のパソコン選びの参考に。

今後、予定されているコア数等をアップさせたMacの発売がされたとしても、
Premiere Pro /After EffectsのM1チップへの最適化がされれば、
現在、発売されている8コアのMacBook AirやMac miniでも充分ってことでしょうか。

Windwsは自宅で使っているパソコンなので、
事務所のパソコンをM1チップのMacにするか、Windowsにするか迷い中。

▽追記:2020.12.26▽

Adobeが推奨する条件をクリアできるMacはiMac ProとMac ProしかないのでIntel MacでPremiere ProとAfter Effectsの快適な作業を求めていたこと自体に無理があったのかもしれません。