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11月24日

 リビングにある食卓にはラタンのカゴと木の器と陶器の皿を置いている。陶器には毎日身に付ける腕時計とイヤリングなどの装飾具を、木皿にはハンドクリームやパソコン用メガネといった小物を入れている。そしてラタンのカゴには果物やもらったお菓子を入れているのだが、いつでも食べやすいように入れているわけではなく、そうでもしないと食べないから目に付く場所に置いている。

 自分で買った果物は食べても、もらったお菓子はどうも手が伸びない。ダイエットをしているわけでも、好き嫌いをしているわけでもないのにだ。なぜなのかは自分でもわからない。だいたい半分は食べる前に賞味期限を迎えている。

 しかし昨日今日と、カゴのお菓子を3つも食べた。食べなきゃというよりも、自然と手が伸びた。今日は平地でも雪が降り、午前中の山は白く化粧をしていた。わたしの体も、冬を感じて蓄えようとしているのかもしれぬ。

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