見出し画像

10月25日

 ここ最近、仕事で遠野の鹿踊団体を紹介するカレンダーをつくっており、今回掲載する13団体の多くとやりとりをしている。

 しし踊り自体は子どもからお年寄りまで年代も幅広くたずさわっている郷土芸能のひとつだが、団体の紹介文や写真の確認をできる立場の人となると年齢層も上がり、やりとりはメールではなく対面になることが多い。電話でアポを取り、車であちこち移動するので時間もとられる。しかしやりとりの多くがオンラインになっているいま、むしろそれが楽しい。

 会うのはこの地で育ってきた人がほとんどで、話題がしし踊りとなれば破顔して話をしてくれる。始めのうちは「うちはたいした特長もねぇんだ」などと言っていても、そこはやはり郷土芸能。好きでやっていることなのであれこれ聞くうちに、おのおのが見どころと考えている箇所は出てくる。いまじゃわたしもこのカレンダーのファンである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?