30歳について

少し前にはなるが、下のつぶやきが目に入って割と長いのだけど全て読んでしまった。

内容は多分創作だろうからいいとして僕が気になってしまったのは、30歳という年齢を迎え何もない「私」と、コツコツとキャリアを積み上げた「姉」の双子の対比で描かれているところだ。というのも、今年30歳になる年を迎え、円熟期に入る世間一般の同年代と比べ何も持たない自分の無力感を強く感じていたからだ。

30歳というのは大きな分岐点だと感じる。思えば自分も27歳くらいまではある意味無敵感を持っていた。ここでいう無敵感とは、別に「俺TUEEE」的なものでなく、経験がないことや強い人に対して「自分もやってみたらできるんじゃないか」という淡い期待を抱けることだ。常に劣等感とは共存してきたわけだけど、27歳くらいまでは劣等感と自分への期待が6:3か7:3くらいの割合でやってこれた。それが30歳を目前にして、その割合が9:1くらいになってしまった。

そういえばこれもちょっと前だけど情熱大陸の錦鯉の回で、渡辺さんが「20代30代の方が不安が強く40代になるともう何も感じない」みたいなことを言っていた。30歳というのは、まだ諦めることも出来ない中途半端な年齢だなと思う。

内容にまとまりはないのだけど、こんなことを隣の部屋から騒音が聞こえる部屋で、接続してから5分で片方の接続が切れるBluetoothイヤホンでCreepy Nutsの「のびしろ」を聴きながら考えていた。

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