見出し画像

【こんな映画でした】235.[乗馬練習場]

2020年12月11日 (金曜) [乗馬練習場](1950年 MANEGES フランス 91分)

 イヴ・アレグレ監督作品。初めて。[フランス映画 パーフェクトコレクション フィルム・ノワール 偽りの果て(10枚組)]の一枚。なんとも救いのない映画だ。母と娘がグルで男を騙し金を奪う話、と言えようか。

 カモにされる男にベルナール・ブリエ([北ホテル]で観ている)、撮影当時34歳。そして娘役はシモーヌ・シニョレ、撮影当時29歳。こんな下品な守銭奴の役もできるのだ、と感心させられた。お金を金庫から取ったりするところの下卑た仕種は大したものだ。

 それにしても不幸な親子である。チラッと愛を求めているようなところもあったが、誰にも受け入れられない。その人間性を見抜かれてしまうのだろう。

 解説には「病院に駆け込むロベール。病室には、危篤状態の愛する妻ドラが! 彼は彼女との幸せな思い出を回想しつつ回復を願う。しかしドラの母親が現れ、衝撃の真実を語り始める。」、と。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?