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【こんな映画でした】331.[逢びき]

2022年11月24日 (木曜) [逢びき](1945年 BRIEF ENCOUNTER イギリス 86分)英語字幕版

 デヴィッド・リーン監督作品。英語字幕版のため、ストーリーは分かったが、セリフの字幕に追いつけず。ローラをセリア・ジョンソン(撮影当時36歳)、医者のアレックをトレヴァー・ハワード(撮影当時32歳)。[ライアンの娘]で観たばかりだが、25年の歳月が経っていたわけだ。

 こんな作品だったのか、と。若者たちのラブ・アフェアではなく、中年の、しかもそれぞれが家族のある人間どうしの人間関係を描く。何不自由なく日々の生活を送れることは幸せなことだ。しかし、その幸せのなかには、少々の倦怠感・諦めなども混じっていることがある。

 そんな時、話の合う人と出会うと、私のこれまでの人生は何だったのだろう、と思ってしまうこともあるだろう。あくまでも男女間の愛情とかではなく、人間どうしの博愛的な感情からスタートしているものだ。ただ、それが何かの拍子に男女間の愛情に転化してしまう。それもまたあることだ。現状に不満というほどの不満があるわけではなくても、そういうことは起こり得る。

 道徳のしがらみ、ここでは宗教的なものはないが、結局、元に戻ることになる。観客はそれでホッとするのだろうか。

 ともかく英語を早口でまくし立てているので、字幕の時間も短く、単語の意味も分からず、ついにおおざっぱな理解しかできずに一回目の視聴は終わった、というところである。

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