【こんな映画でした】872.[あの愛をふたたび]
2023年10月31日(火曜) [あの愛をふたたび](1969年 UN HOMME QUI ME PLAIT LOVE IS A FUNNY THING フランス 111分)
クロード・ルルーシュ監督作品。アニー・ジラルドとジャン・ポール・ベルモンド。三回目となる今回は、発売されたばかりのDVDで。1500円(税込み1650円)とお安いのはいいが、プラスアルファは何もない。本編さえ観られたらいいとはいうものの、せめて予告くらいは観たかった。
というのは、本編のシーンで私が記憶していたのとは少し違うところがあったから。それはもしかしたら私が予告を観ていたからかもしれない。ともかく最初に観た時(1970年8月1日、映画館で)のことなどすっかり忘れている。砂漠地帯をドライブするシーンと、ラストシーンぐらいだったから。
フランス語の原題は「私の好きな男」ということらしい。なお二回目は1989年12月31日にテレビでなので、一部カットされていたかもしれない。ともかくようやくDVDが手に入ってうれしい。あのラストシーンのアニー・ジラルドの演技は何度も見入ってしまう。そして今回も身体が震えた。
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内容としては、そんなに大げさなものではないと言える。だから英語の題名はそんな風になっているのであろう。またルルーシュらしく、おそらく手持ちカメラでさっさと、照明もそんなに気にせずに一気に撮影していったのだろう。
あと何といってもこの映画を私に印象深くしているものが、フランシス・レイの音楽である。主に2曲だが。いいメロディーラインだ。本当に彼はメロディーメーカーだ。
(このDVDについてだが、新作案内というのが入れられていて、それがまたとんでもない映画のものだった。つまり本編とはおよそかけ離れたもの。この映像文化社という会社には感謝はするが、この抱き合わせのセンスはいただけない)。
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