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【こんな映画でした】104.[オスカーとルシンダ]

2018年 4月21日 (土曜) [オスカーとルシンダ](1997年 OSCAR AND LUCINDA 133分 アメリカ/オーストラリア)

 これもケイト・ブランシェットの出演映画ということで観る。まだ28歳ぐらいか、若い。しかし味のある演技といえるだろう。監督はジリアン・アームストロング。この監督を観るのは[シャーロット・グレイ]に続いて2本目となる。

 正直言って、向こうの映画はとことん宗教がらみ。このような見方は本当は正反対だとも思うが。つまり宗教あっての欧米諸国であり、そこで書かれる小説であり、作られる映画であるわけだ。

 そのあたりがどうも私にはピンとこない。文化・風土の違いというか。
 ともかく神をめぐっての人々の相克、各人の葛藤などは、私たちには分かりにくいとしか言いようがない。

 オーストラリアのネイティブを殺すシーンが出て来るが、オーストラリア人監督としては負の歴史を自覚してのことだろう。

 メインアイテムは、ギャンブル。これは本国イギリスがそうなのだから。しかし聖職者はしてはいけないということなのだろう。

 途中では忘れていたが、この映画は「曾祖父オスカー」がという語り口で展開する。現在から1848年に遡ってという形式。

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