【こんな映画でした】232.[宝石館]
2020年12月31日 (木曜) [宝石館](1947年 MACADAM BACK STREETS OF PARIS フランス 100分)
監督はジャック・フェデーとマルセル・ブリスティーヌの連名になっている。原題の「Macadam」は「砕石舗装」とのこと。主演は例によってフランソワーズ・ロゼー。その地味な娘はアンドレ・クレマン。悪役にポール・ムーリス、その「女」にシモーヌ・シニョレ。
オープニングシーンはテロップで「善良な人々がありのままの犯罪者を見たら、ならず者への興味を失うだろう」。??
ラストシーンは皮肉を効かせている。娘がそのホテルの経営を引き継ぐのだが、母親よりきちんと法的にも正しくやるのだが、その分融通が利かなくなるというもの。
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この映画でのシモーヌ・シニョレは、[デデという娼婦]同様の娼婦的な役柄。金持ちの男から指輪をプレゼントされ、それを盗られたとして、またせびる。結構、合っているというのは、演技として上手いからか、はたまたそういうキャラクターなのか。
解説には「強欲な女主人ローズが経営するホテル。ある日、旧友ビクトルが大金を持ってホテルを訪れ……。フランソワーズ・ロゼーの夫ジャック・フェデーが総監督にあたり豪華キャストでおくる犯罪ドラマ。」
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