見出し画像

【こんな映画でした】686.[ファミリー・プロット]

2020年 9月23日 (水曜) [ファミリー・プロット](1976年 FAMILY PLOT アメリカ 120分)

 ヒッチコック監督作品の最後。カラー版なので、かなり雰囲気が「普通の映画」的に(?)。霊媒師をバーバラ・ハリス。撮影当時40歳くらい。はじめはとても若く見えたが、ラストシーンでカメラ正面、つまり観客にウィンクする(これには驚かされた)ところは、年相応だった。

 相棒役のタクシー運転手(俳優だが、弁護士と称したりしていた)は、ブルース・ダーン、撮影当時39歳。[華麗なるギャツビー]で観ているようだ。二人とも結構なベテランのようであった。

 それにしてもバーバラ・ハリスのキャスティングと、その演技が絶妙と言うべきか。面白いシーンとしては、霊媒師で男性の声音を使ったり、カーチェイスというか車に細工をされて暴走していくシーンでの彼女の演技もヒヤヒヤしながらも面白いものだった。「plot」には「企み」とか「謀議」という意味もあるとか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?