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【こんな映画でした】188.[邂逅(めぐりあい)]

2020年12月 8日 (火曜) [邂逅(めぐりあい)](1939年 LOVE AFFAIR アメリカ 87分)

 レオ・マッケリー監督作品。二人の主人公はマッケイ(アイリーン・ダン)とミシェル(シャルル・ボワイエ)。なかなか小憎いセリフと展開だ。待ち合わせ場所のエンパイアステートビルには、女性の方が行けなかったのに、男性が自分が約束を破った、と。もちろんこれは思いやりであろう。

 この二人は最後には結ばれるのでいいが、彼女を好きだった男性がえらいと思う。本当に愛していたのだろう。ただ相思相愛とはいかなかった憾みは残るが。大したものだ。

 その点ミシェルの婚約者はまだ若くて、方針転換がしやすかったのかもしれないが、お終いの方でもう一度再会して重要な役目を果たしている(彼ら二人の再会に偶然とは言え、一役買っている)。

 原題通りに(?)事故が起きるが、全体としてこのことを「AFFAIR」と見るのだろうか。それにしても情緒的な邦題である。硬い感じはするが、まずは良いネーミングだろう。

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