![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104652890/rectangle_large_type_2_967330d05a55ff150307caef3380f581.png?width=1200)
【こんな映画でした】428.[野性の少年]
2022年11月29日 (火曜) [野性の少年](1970年 L' ENFANT SAUVAGE THE WILD CHILD フランス 85分)
フランソワ・トリュフォー監督作品。少年をジャン=ピエール・カルゴル(撮影当時12歳)。ゲラン夫人をフランソワ・セーニエ(撮影当時42歳)。教育をするイタール博士をトリュフォー自身が。
“アヴァロンの野生児”の映画化。果たしてこのヴィクトールと名付けられた少年が幸せだったかどうか、とまず考えさせられる。学者は、その研究の好材料として文明化させようとするのだが、そもそもそれが傲慢な考え方なのかもしれない。
ヴィクトールが黒板に○を書き出したのを見て、これが人間と動物の違いなのかもしれないと思った。人間が動物と違うとしたら、このような創作活動があるからかもしれない。動物からしたら無駄なことだろう。食べることが生活のすべてなのだから。
なおこの少年(発見時11.12歳)は、推定40歳くらいまで生きたとのこと。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?