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【こんな映画でした】422.[オペラの怪人]

2021年 4月13日 (火曜) [オペラの怪人](1943年 THE PHANTOM OF THE OPERA アメリカ 92分)

 アーサー・ルービン監督作品。初めて。主役はクロード・レインズ、撮影当時53歳。[スミス都へ行く](1939)・[カサブランカ](1942)・ヒッチコックの[汚名](1946)では敵役を、そして[アラビアのロレンス](1962)でも観ているようだ。主役女優クリスチーヌはスザンナ・フォスター、撮影当時なんと18歳。初めて。

 この映画も題名はよく知っていても、その内容は知らなかった一本。なるほどこんな映画だったのか、と。主人公のクリスチーヌに対する情愛は、父親の娘に対するもののようだ。実際はどうだったのだろう。

 それにしてもクリスチーヌのために殺人を犯すというのはやや短絡で、あまりスッキリしない。だから最後は主人公の死で終わらざるを得ないのだろう。ラストシーンはコメディタッチにしてはあるのだが、全体的に重苦しい内容だ。

 もっともオペラ座での音楽は楽しい。いろいろな作曲家の聞いたことのあるメロディーラインが使われているようだ。チャイコフスキーとかショパンとか。

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