【こんな映画でした】708.[デッドマン・ウォーキング]
2020年10月30日 (金曜) [デッドマン・ウォーキング](1995年 DEAD MAN WALKING アメリカ 123分)
『映画20世紀館』(橋本勝)に紹介されていた映画。原題は「死刑囚が行くぞ」と看守のセリフの字幕で出ていた。「死刑囚」という単語は知らなかったが「The condemned man」というそうだ。
映画はこの主人公である尼さん・ヘレンの著書によるもののようだ。その著書の題名がそのまま映画の題名とされている。
主なポイントは2つ。死刑制度の問題点と、宗教。もちろん被害者の遺族の心情などもある。果たして「罪」は償えるものなのか。死者はもう帰らないのだが。
なぜ殺すのか、なぜ殺されなければならないのか。
永遠に解決はできないもののようだ。
ここでは注射による死刑のありさまが描かれている。そして遺族がその様子を見守るところも。
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ティム・ロビンス監督作品。監督作品は初めてだが、出演映画は[ショーシャンクの空に](1994)・[エンバー 失われた光の物語](2008)を観ている。主演はスーザン・サランドン、撮影当時48歳くらい。熱演と言うべきか。[ロレンツォのオイル/命の詩](1992)を生徒に勧められて観たが、そこに出演していたようだ。そして最近観た[テルマ&ルイーズ](1991)。奇しくも三日間のうちに、この二人の別の主演映画を観たことになる。
死刑囚役はショーン・ペン、撮影当時34歳くらい。[ザ・インタープリター](2005)・[ミルク](2008)で観ている。
先だって観た[冷血](1967年)でも死刑シーンがあった。そちらは絞首刑であった。あと[陽のあたる場所](1951年)でモンゴメリー・クリフトが電気イスへ送られるシーンもあった(こちらはその電気イスの映像はなかった)。
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