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【こんな映画でした】376.[ゲット・オン・ザ・バス]

2022年 5月30日 (月曜) [ゲット・オン・ザ・バス](1996年 GET ON THE BUS アメリカ 121分)

 スパイク・リー監督作品。やはりと言うべきだろう、衝撃的な内容だ。少なくとも私には、衝撃的である。主な登場人物は一人を除いて、すべて黒人たちだ。その一人も白人ではあるが、ユダヤ人である。バスのもう一人の運転手であった。しかし、さすがに彼も黒人たちとのやりとりに耐えられなくなり、バスを降りる。これでまた20人の黒人たちの、バスの中での話が継続していく。

 そもそもは1995年に行われた百万人大集会で、「黒人男性の地位向上などを訴える」もので、場所は「ナショナル・モールは首都ワシントンの中心に位置する国立公園」とのこと。アフリカ系アメリカ人約85万人が集まったそうだ。

 結局、このバスの20人は誰一人、その集会には間に合わなかったということに。つまり一番の年配者が心臓発作を起こし、亡くなったためである。それでも、それぞれはそれなりの得るものがあったということで、映画は終わる。
 なかなか見応えのある内容。食わず嫌いで買ってからずいぶん日が経ってしまっていた。

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