【こんな映画でした】536．［クイズ・ショウ］

2020年11月 6日 (金曜)　［クイズ・ショウ］（1994年　QUIZ SHOW　アメリカ　132分）

　アメリカ合衆国という国もダメだな、と痛感させられる映画であった。ロバート・レッドフォード監督作品。監督としては、だからより良くしようと、より良くしたいとの思いから作っているのではあろうが。

　実話に基づくとか。プロレスリングならショーとしていかさまや八百長があっても楽しめるだろう。しかし、クイズ番組は視聴者は信じているのだ、本当だと。

　しかしちょっと考えてみたら、どんなに博識の人間でもすべてを答えられるはずがない。知らない・答えられないの連続では、視聴率は上がらない。そこで事前のレクチャーというか、いかさまというか、質問と答えをアナウンスしておくことに。

　この点、インドのクイズ番組であった映画［スラムドッグ＄ミリオネア］(2008年）の方が公正（？）であった。何とも。世の中は不正だらけというか、不正であることがデフォルトであるようだ。まさに人を見たら泥棒と思え、でなければならないのだろう。