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【こんな映画でした】270.[キット・キトリッジ アメリカン・ガール・ミステリー]

2021年 6月 1日 (火曜) [キット・キトリッジ アメリカン・ガール・ミステリー](2008年 KIT KITTREDGE: AN AMERICAN GIRL アメリカ 100分)

 パトリシア・ロゼマ監督作品。初めて。カナダの女性。主演はアビゲイル・ブレスリン、撮影当時11歳くらいか。母親役はジュリア・オーモンド、撮影当時42歳。なかなか好感が持てる。[チェ 28歳の革命](2008)・[ベンジャミン・バトン 数奇な人生](2008)で観ているようだ。

 父親役はクリス・オドネル、撮影当時37歳。初めて。あと最近よく観るジョーン・キューザックも出演している。若手ではウィル役のマックス・シエリオット、撮影当時18歳が良い。初めて。

 時代は、世界大恐慌から5年たった1934年の6月から11月。[北国の帝王]同様にホーボーが出てくる。彼らに対する偏見・差別が激しい中にあってキットとその母親はきわめてリベラルだ。

 それにしても世界大恐慌の悪影響は凄まじいようだ。あいにくそのあたりのことは勉強不足。と、ふと思ったのはこの世界大恐慌の原因についても、通り一遍の知識しか持ってないが、本当はどうだったのだろうかと思った。
 つまり大量生産・大量消費のサイクルが狂って、在庫があまり不況に、と。これもまたイギリスあたりの陰謀によるものかもしれない。折を見て、このことを勉強し直そうと思う。

 ラストは、父親が戻ってきて家族一緒に暮らすことになるという意味ではハッピーエンド。しかし現実には、その父親に職はなく、明日から一体どうして行くのだろうという不安があるのだが。

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